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決断からのプレゼント


2つの花瓶のお水を替えて、アレンジメントの手入れをする。


何だか家の中が一気に明るくなった。

自分自身が純粋な気持ちで動き続けるのと連動して、周囲の環境は物理的にも変化していく。


色鮮やかな花々がそこにあるだけで穏やかな気持ちでいられるのは、それらに込められた気持ちや思い出が感じられるからなんだろう。


沢山の方からお祝いしてもらった37歳の誕生日は、一生忘れられない日になると思う。





一回振り切ってみようと決めた日の何とも言えない感覚は、漠然と覚えている。

決めるまではそれなりに葛藤はあった。


「自分の人生」というものをあまりにも後回しにしすぎなんじゃないかというモヤモヤした気持ちを無視するのが難しい、と感じるタイミングも実際に何度もあった。


ただ、やっぱり一度決断をしたことで、皆にとって幸せな流れが作られたんだと思うし、


その中でできる限り上手くバランスを取っていくという実践も、ちょっとした修行のようなもので、割と楽しむことができたんだと思う。


自分だけの力で流れを作っていけたわけでは決してないけれど、ただ「決める」という行為がなければ何かしらの助けが入る余地も小さくなってしまっていたのではないかと思う。


その効果は凄まじいと再認識した。



何より、関わってくださった方達、生徒さん達の温かさが尋常ではなくて、お互いに大切な存在として今後も続いていく縁が生まれてきたこと。


いわゆる家族とか恋人とか友人とかという枠ではなくても、こんなに温かい信頼関係を築けるんだ、ということに対しての驚きは大きかった。

ここ数年、自分が信じて取り組んできたことは、確実に育ってきている。




1年の終わりに、様々な形でその確信を持たせてもらえたことも、今少しだけ時間に余裕ができてのんびりしながら改めて「良かった」と感じられる時間も、嬉しいプレゼントだと思う。


もちろん、「嬉しい」に偏り過ぎると、全く関係ないことでちょっとバランスを取るようなことが起こったりする。


少し体調を崩したり、動かしたかった状況が「あれ?」という予想外の展開に進んだり。


その辺りはバランスを取ろうとしている働きで、自然現象なんだろうなということも徐々に腑に落ちてきた。

そうした調整機能も、きっと自分を守ってくれているものなんだろう。


だから全部込みでありがたいなと思う。




まいちゃん、「ない」ものじゃなくて「ある」ものに目を向けるんだよ。


もう10年以上前にしょっちゅう言われていたのを思い出す。


当時はなかなか受け容れがたかった。


そんな「脱成長」みたいな言葉、逃げてるだけじゃない?と思っていた。


結構時間がかかったけど、その人が本当に私に伝えたかったことがようやく、頭でだけじゃなくて、実体験と結果を伴って理解できるようになった。


「ある」ものに目を向けるという行為は、本当に現実を変えていく。





今年も読みにきてくださって、ありがとうございました✨


最後まで読んでいただいてとっても嬉しいです。ありがとうございます♡