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バンドマン社長の未来地図vol.40

今日のトップの画像、
近隣の会社などにポスティングしたり配ったりしているチラシ。
私の感覚的に、ポスティングされたチラシって大半が見ないで捨てられてしまう気がしていて、
少しでもそんな人の目を留める方法は、、と考えた時に、手書きだ!愛情だ!
という訳で、こうやって正規のフライヤーを折り曲げた裏面に、一枚一枚手書きしたものをお配りしています。

IRabBitsが14年前に初めてCDを全国流通で発売した時もそうだった。
全国のCDショップに何百通とサンプル音源と資料を送るのだけど、
聴いたこともない、大手レーベル所属でもない、インディーズバンドの新譜なんて聴かずに捨てられるのが大半だというのが現状で。
そこを何とか聴くだけでもしてもらうためにはどうしたらいいか、、
封筒に全て手書きで、どうか聴くだけでもお願いします!聴いてもらえれば分かります!的なメッセージを添えて送ったものでした。

でもそこから実際に繋がった人というのは少なからずいてくれて、
静岡の沼津にあるTSUTAYAのバイヤーさんから、レーベルの社長の携帯に電話が来て、ぜひうちで取り扱うのでインストアライブに来てください、と。
そのお店では、大手アーティストと並んでIRabBitsをプッシュしてくれて、インディーズでは異例の売上を叩き出してくれた。
縁もゆかりもない静岡で、だ。
今でも忘れない。

他のCDショップのバイヤーさんも言っていた。
ただ、置くだけとか積むだけでは売れないんです、と。
やはり売り手の愛情とか気持ちがそこにはこもってしまうもので、
それが通りがかったお客さんにも通じて、試聴してもらえたり、手に取るきっかけになったりするのだと。
アートも販売も同じですね。

前置きが長くなりました。
どうも、IRabBits麻衣子です。

2月最終日の季ららYokohama。
イベントやライブは入っていなかったので、
そしたら逆にスペシャルな日にしようということで、
全エリア1h飲み放題980円を開催したり、
IRabBitsのゲリラライブをやったりしてみました。
カバーをやったりして、こちら側としてもスペシャルなステージ。
楽しかった。

ご新規様だと思っていたお客様2人組が
実は私たちのことを知っていてくれて、
ただ、IRabBitsのライブは見たことはなく、
私が去年の渋谷クアトロワンマンという大型公演を前に、いろんな場所に顔を出してはゲリラでソロで歌わせてもらいまくっていた、その一ステージを偶然見て知ってくださったのだそう。
時を経てつながるなぁ、、と驚きと感慨深さでいっぱいになって、
じゃあ今からやりましょう!となり、閉店前にもIRabBitsで1ステージやることに。
2階のお客様も1階に合流して、
此処にしか存在しない、スペシャルなステージができました。

この日は、完全なご新規のお客様も複数来て頂き、一日通して1、2階が賑わっている状況を作らせてもらえて、
ライブイベントが無い日としては過去一番の来客数、売上を記録することができました。
ありがとう。
また一つ、忘れられない日ができました。

帰り際、この1ヶ月本当に足繁く来てくれたファンのみんなが、
「なんか今日、すごくお店らしかったね、嬉しかった」と言ってくれて。
もうね、その言葉、店側の人間の感想!笑

緊急事態宣言中にオープンしてこの1ヶ月、本当に苦しかった。
予想はしていたけど、それよりも全然。。
客足自体が少ないという数字的な問題ももちろんあるけど、
それ以上にやはり、精神的な部分。

誰だってお客さんを危険に晒すようなことはしたくないわけで。
感染リスクを抑えるためには極論休業した方がいいに決まってる。
ただ、それでは補償が十分でない店舗はあっという間に潰れてしまう。

足を運ぶお客さんだって、
会社やご家族のことを考えると、店に来るということは本当は憚られること。
でも、潰れてほしくない、応援したいという気持ちから、
半ばひっそりと来店してくれている気持ち、全部伝わっています。

本当にごめんね、ありがとう。

閉店後、ステージセッティングをあれこれ模索してました。
より良く観てもらい、より良く演ってもらうためにはどうしたらいいか。

3月、自粛が明けてから、ライブイベントも多く決まってきています。
最速の情報は公式インスタグラムだと思うので、
季ららYokohamaのインスタ(@kirarayokohama)をフォローしてね。

絶対に、より一層いい店になるよ、うちは。
なぜならこの苦しい1ヶ月間を乗り越えたんだから。

本当にありがとう。
そしてここからまた、どうぞよろしくお願いします!!

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