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マルチな彼①

ふと、思い出してしまう昔付き合っていた
マルチ商法にどっぷりハマった元カレの話

これは私の鉄板ネタ。飲み会ですると
みんな十中八九笑ってくれる。
今では笑い話だが、当時の私はHYの366日を
ひたすら聴きながら失恋の痛みを癒やし
悲しみの嵐のなかにいた笑笑

当時の私は24歳で初めて
まともに付き合った彼氏。
出逢いありきたりだが、街コンだ。
自己紹介のニックネームのところに
豚ゴリラと書いてあり、🦍が好きな私には
秀逸なニックネームであった。
その話題で盛り上がり、即LINE交換。
だが、豚ゴリラというニックネームには
惹かれたが、まったく、タイプではなかったので、合コンに繋げるためにLINEを始めた。
ここからはマルチな彼=🦍と呼ぶ。

LINEを初めてみたら、🦍はとても
面白い返しをしてくる。
私のボケにもすかさず、ツッコミをいれ、
ボケ返すという高等テクニック!
知能が高めな🦍に会いたいと思い
私からご飯を誘った。
お気づきかもしれないが
当時の私はゴリゴリの肉食系🍖
良いと思ったら、即行動に移す。
しかしながら、こんな肉食系なのに
処女である。処女を拗らせていた私は
怖いものはなかった。

お店までの道のり中の会話も
流石に、面白い。
🦍が熊本出身だったので
「熊本出身なんだねぇ。熊本やったら
阿蘇があるね!」と言うと
「あっそー」と返してきた。
凄すぎる。ジョークまで言える🦍に
トキめきを感じた。
その日は、バレンタインデーが近く
姑息な私は🦍を収穫しようと狙いを定め
準備していたチョコを渡した。
🦍は貰えると思っていなかったのだろう。
喜び、嬉しがる🦍
🦍との会話はそれは面白く、
共通点も多く、初めて男性といて
居心地が良いと思った。
益々、収穫せねばと思いたった私は
その後クレイジーな行動にでる。
終電間近まで呑み、走れば間に合ったが
わざとゆっくり歩き、終電を逃した。
🦍が慌てふためく「えっどうすんの?
帰れないじゃん😨😨」
「どうしようかなー?近くに友達はいるけど
みんな彼氏がいて泊まれないしなぁー(嘘)
あれ?🦍家があるじゃん!泊らせて!」
繰り返し言うが、当時の私は処女である。
2回しか会っていない男性の家に
泊らせろというビッチ的な行動とる
クレイジーな処女であった。
「えっ!ダメだよ!何言ってんの??
2回目だよ?ダメだよ!」
意外と常識的な🦍
怖いものはない私には
そんな弱々しい拒否は効かない。
「えっ?何?こんなか弱い女子をネカフェに
泊らせるの??そっちの方が危ないでしょ?
えっ?🦍家に泊まったら危ないの?
何かしようとでも思ってるの??」
今思えば、私は常識をどこかに
置いてきてしまったのだろうか、
🦍ともっと一緒にいたいと
思った末の可愛い言動である。
押し問答を数分繰り返し、🦍が
折れてくれ、🦍の家に向かうことになった。

次回に続く。🦍💕

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