わたしたちが生き残るためには
脇に抱えているがご自分の体の幅からだいぶはみ出たバッグ(硬い革もしくは本体がナイロンなのに革のトリミングがなされている率が高く角はかなり鋭利)、ぱんぱんに詰まった背中のリュック(ヨーロッパ1ヶ月の旅でもそんな量の荷物はいらなかった)が、通勤電車内でよくある不可抗力で当たられたり引っ張られたりすると結構な形相できっとなる人々は、空間把握能力がないか空間占有意識が強いかのどちらかである。
そこで問題になってくるのが、どちらが私たちの敵かということだ。
戦闘態勢になって身を潜めて