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stand fmはじめました

ここ数年、メディアに出なくても個人で自由に発信できる世界が広がっている。twitterが始まった頃、局のフロアでみんなで一緒にアカウントを作って「どうやってやるのー?」「できたー!」と子どものようにはしゃいだあの日のことをよく覚えている。あの頃の私たちの中に、それが数年後こんなに大きくなり、バズったり、誹謗中傷が起きたり、大統領がアカウントを凍結されるなんてことが起きるなんて予想できた人はいなかっただろう。

それからFacebookやInstagram、YouTubeにnote・・色んな形で誰もが自分の思いを発信できるようになったけれど、あまりにたくさんありすぎて私はいまいちどれもうまく使いこなせずにいた。

そんな矢先、友人が教えてくれたのがstand fm。「これからは音声メディアの時代がくるってよ」教えてくれた友人はそう言った。私はいまいち次に何がくるのか、時代の先を見るのが苦手だ。今の時代にもついていけていないのにその先なんて無理な話。友人が教えてくれたのはずいぶん前で、その時に始めていれば私も「早い人」になっただろうに、まわりに始めてる人が増えてきて慌てて自分も作ったというのだから、やっぱり時代の最先端にはいけないらしい。

それでも、これは始めてよかったなと今思っている。なぜって、ただ楽しいのだ。

久しぶりに自分の番組を持つこの感覚。マイクの前に座ると体はまだ覚えていた。喋り方。空気感。クセで右を見てディレクターとミキサーさんの反応を確かめそうになる。「ここでディレクターの相槌が入れば完璧なのに」とやっぱりラジオはチームだったことを思い出す。

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そして、番組を持つと普段の生活の中で「番組で話すネタ」を常に探しながら生活するラジオ脳に自然と脳も戻ってることに気付いた。新人時代には辛かったそれは今になるととても心地よく、身の回りに起きていることをそんな風に見逃さずにいるのはやっぱり楽しいのだ。あぁ自分は心底ラジオが好きだったんだなと今更思う。

プロフィールに「元ラジオDJ」と書くか迷って、そのまま「ラジオDJ」とした。今メディアでレギュラーを持っていなくたって、このラジオ脳と体はちゃんと「ラジオDJ」だと思った。

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そして本日2回目の放送。公共の電波だとここまで言うのはためらうような衝撃告白。ずっとあたためていたこの話をできて私はとても満足している(笑)

今が一番楽しいかもしれない。

stand fmはじめました。


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