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プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章

昨春の公開延期から約10か月過ぎて、漸くの公開となりました。
(もっと言えばそもそもが、2018年製作発表の2019年公開予定でした)
例の社会現象となった作品(笑)が無ければ、昨年中の公開があったかも知れませんね。
旗日(建国記念の日)の公開初日に、出掛けて来ました。

例に依って、劇場はホーム(笑)の横浜ブルク13でしたが、思った程の混雑では無かったです。
チケットは前売券はありませんでしたが、均一料金(1400円)でした。
イベント上映では、上映時間が短い(今作は53分)作品ですと、料金が安く設定される事が多いですが、前売券の有無はケースバイケースと言った感じでしょうか。
スクリーンはシアター4で、150席程の内、7~8割程度の入りと言った感じでした。
座席は後方中央で、観易かったです。
移動式PA機器が、スクリーンサイドに用意されていましたが、普通に有観客の舞台挨拶ってあるんですかね?
無論、今作で舞台挨拶は無いですし、流石に1400円では観られません。(笑)

ネタバレなし感想

TVシリーズ(2017年)の続編として、全6章の劇場版シリーズとして帰って来ました。
その第1章ですね。
公開延期で、待ち草臥れた所為なのかわかりませんが、アバンタイトルの後の、オープニングテーマが流れ始めると何故だか、胸が熱くなってしまいました。
ネタでも冗談でもありませんが、好きな作品に間違いありませんが、そこ迄の想い入れがあった自覚も無く、自分でも少し不思議な感じもありました。
最初からアクションやカーチェイスがあって、変わらない雰囲気も好かったです。
ただし、第1章に関して言えば、スパイ作品の醍醐味のひとつであると思われる、騙し合いと心理戦が主役でした。
切なくも悲しい「嘘」の結末でしたが、シリーズのテーマでもありますし、今後の彼女達「チーム白鳩」の行末を暗示しているのか、それとも新たな道を歩んで行けるのか、今後の展開が気になるところです。
初見の方には、この物語の最大の「嘘」と特殊なガジェットについて、判り難いところもあったかも知れませんが、そういうものだと流してもいいかと思います。(笑)
特にパンフレットでも、詳しい言及はありません。
恐らくはスマートな作品なので、詳しい説明が出てくるのは、物語の展開次第だと思いますので、気になる方はTVシリーズの履修とかネットとかで確認してみて下さい。(笑)
勿論、TVシリーズはより濃密なので、無条件でお薦めです。
作品の惹句が
『スパイ』✕『スチームパンク』✕『女子高生』
なのですが、女子高生要素は少な目だったかも知れません。
その分、昼間のシーンもやはり少な目で、暗い画面に成りがちとなって、緊迫感を補強していた様に感じました。
最期に、ひとつだけ触れておきたい事があります。
主役のアンジェの担当声優は、TVシリーズの今村彩夏さんの引退(2018年)に伴って、古賀葵さんが後任となりました。(恐らく製作発表時には今村さん引退後で未定)
昨年来の宣伝CMでは、違和感も無く適任だなと感じていましたが、アバンの第一声ではちょっと甲高い雰囲気で、正直なところ違和感がありました。
ただ、その後は違和感も無く正しく古賀さんのアンジェだったと思います。
まぁ、所詮素人の個人的なイメージで、再放送以降に作品を見返した訳でもありませんから、案外確認したらイメージと違うのもありがちな話ではあります。
エンドロールの後、第2章公開が今秋であると言う映像が流れました。
早速時間を置かずに、次作を楽しめる事は嬉しいですね、