noteは「金」じゃなく「夢」

 noteでおもしろい人を探すのはなかなか難しい。アプリにはシャッフル(?)ボタンがあるけどこれは何度も同じ人が表示されることも結構多いし、くじ引きをしている感覚。ブラウザであればおすすめかハッシュタグで探すしかないですよね。

 わたしは常に「おすすめ」されていない中からおもしろい人を探したいと思っていて、アプリのシャッフルは結構使うんです。不便だけど、だからこそ「この人おもしろい」ってクリエイターが見つけられたら嬉しいのだし、これはこれでいいんだと思うんです。(※ところが知らない間にシャッフル機能がなくなってました。これじゃあどうやって人を探せばいいんだよ…) 

なんでかって言うと、たとえばnoteやクリエイターの人気ランキングみたいのがリリースされちゃったとしたら、結局知名度のある人やお決まりの人がフォローやスキを集めてより注目されて、そうじゃない人は見向きもされないって思うから。

 それで、シャッフルして人探ししているときにたまにトンデモクリエイターがいるわけですよ。

ノート 1
マガジン 1
フォロー 1
フォロワー 10

 まあ、これだけ見たらまだ始めて日の浅い人なんだなって思うんだけど、そんな人でもおもしろいことを書いてる可能性はあるわけじゃないですか。で、そのひとつしかないnoteを読んでみようとすると・・・。

このnoteは「(ひとつしかないマガジンの名前)」を購入した方のみがお読みいただけます。

って出てくるわけですよ。読めないのね、そのたったひとつのnoteが。せめてどんな人なのかを知ろうとプロフィールを見てみても空欄。

アンタいったい何者なんですか?

ってなります。言い方悪いんだけど、

お金儲けができると聞いて勢いで始めちゃったニワカですか?

と言いたくもなります。

 どんなものを書いてるのかもわからないのに、それを誰が買うと言うのでしょう?最初から有料はないんじゃないかなあ・・・。

 わたし個人は、noteはお金儲けの場所じゃないと思ってます。今まで日の目を見ることがなかったクリエイター(創作者)が、夢をかなえるための第一歩として通過するのに適した場所だと思うんです。noteで生計を立てようなんて考えたことないです。でも最近はnoteで儲けましょうって人、多いですよね。

 今はnoteの中での活動をして、ある程度手応えがあったら、次のステップへ進もうってクリエイターは、そういう「金儲け」が目的のユーザーに埋もれて、見つけにくくなっちゃって・・・。

 本来、noteってそういう場所じゃなかったと思うんですよ。名もなきクリエイターを発掘するって場所だったと思うんです。

 こういうプラットホームが出来てしまった以上、どう使うかは確かにユーザーの自由なんだけど、本当に自分の作品をただ見てもらいたい真面目なクリエイターの中には、もうnoteを使うのやめようって思ってる人も出てきているんじゃないかって思います。おもしろいなって思ってフォローした人が、しばらくしたらnoteの更新をしなくなっちゃったのは、単に忙しいからじゃないと思います。

 そういう人にはあきらめずに書きづづけてほしいと思います。今はつらくても、お金儲けのための人というのはいずれ淘汰されて数が減っていくと思います。

 結局、noteで稼げるのは、もとより知名度のある人だけです。noteを始める前に「すごいこと」をやり遂げて、すでに実績のある人。本当は、そういう「有名人枠」の人を積極的に「おすすめ」に載せちゃう空気というのはなんかモヤモヤするんだけど、いつか自分も、あそこに行きたいって思ってただ書くだけです。

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