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捨てることに潔いわたしでも、未だに捨てられないものがあった。マンドリンという弦楽器。 中学生だった頃部活でマンドリンをやっていた。自分のが欲しくて父に買ってもらった。大事なものだから進学のために札幌に出てくるときにも連れてきた。それからずっと一緒。でも、仕事で時間の都合がつかないためサークルに所属することもできず、一人暮らしの集合住宅で鳴らすわけにもいかず、最後にはクローゼットの中に仕舞われてしまった。 それっきり、弾くことも処分することもなく20年が経った。
唐突なんだけど、好きなコンビニNo.1はセイコーマート(ローカル)で、No.2はローソンだ。それで終わり。家から一番近いセブンイレブンはランク外なのだ。 休みの日、だらだら起きて冷蔵庫を開けると食料がない。だからといって、きちんと準備してそれなりの店に食べに行くという大がかりなことをしたくなくて、やむを得ず近所のセブンにおにぎりでも買いに行く。 買うのはのりパリパリのヤツじゃなくて(上手に食べられないから)のりしっとりの方。ふたつセットで真ん中にたくあんが入ってるヤ
ヤッカイさんとはわたしの父のことである。 どういうつもりか知らないが、いつからかコッソリ自分にヤッカイというニックネームをつけていることをわたしは知っている。「厄介」という意味であるならしっくりくるのだが。 ヤッカイさんはとても好奇心が強い。何かをやっている最中でも、ほかのことが気になりだすと、もうそっちしか見えなくなってしまう。 昔こんなことがあった。30年近く前の事なんじゃなかろうか。 わたしの地元は、北海道でも山のない地域にあって、ゲレンデスキーはでき