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とあるラジオでの出来事

学生の頃からラジオが好きで、家にいるときはよく”ながら聴き”をしています。
固定の番組を聴き続けるというよりは、その時々で自分のなかでマイブーム番組があって、AM・FM関係なく何かのきっかけで1回ハマると飽きるまでずっと聴いてしまう、というのが私のリスナースタイルです。

最近はradikoや音声配信アプリのPodcast配信、YouTubeでの配信など、ラジオと言えども好きな時間に好きな形態で聴くことができるので、すごく便利で楽しい時代になったなと思います。

マイブーム番組での出来事

ここ数ヶ月の、マイブームはTBSラジオの井上貴博 土曜日の「あ」(土曜日13時〜)という番組です。

パーソナリティの井上さんはTBSアナウンサーで、ラジオを聴きはじめたきっかけはたまたま夕方のTBSの番組(Nスタ)を見たときに「この人面白いな〜」と思い、調べたらラジオ番組を担当されていることを知って、聴きはじめたことが最初でした。

番組は土曜日の昼下がり、しかもAMラジオだけあって中身はやや真面目路線。
でもテレビだと淡白な印象があった井上アナが、ラジオでは人間らしさが垣間見れて「やっぱりこの人、変だな(いい意味でね)。好きだな〜。」と思いながら数ヶ月聴いていました。

特に井上アナの高校野球の話が好きで、野球そのものよりも、甲子園にかける高校生の思いや、今年はどういう選手に注目して見たらいいか等々、高校野球がダルビッシュ世代で止まっている私にとっては「なるほどな〜」と思うことばかりで、そのおかげで今年の高校野球は見ていて楽しかったです。

でも先日の放送がネットニュースで話題になりました。

放送内容はさておき、放送の一部を切り取られた記事へのリアクションがいわゆる「叩く」系のものが多くてびっくりしました。

数ヶ月ラジオを聴いてた者としては井上さんの涙はそんなに不自然な流れじゃなかったんですよね。
むしろ、放送開始10分で涙で溺れ死にそうになっている井上アナの姿が面白くて聴きながら爆笑しました。

そう思った背景には井上さんに

① 学生スポーツへのリスペクトがあったこと
② ご自身の経歴として甲子園への強い思い入れ(愛)があったこと

この2つの下地があったうえで、この数ヶ月番組を通じて高校野球についてお話されていたという流れから、最終的に気持ちが溢れてしまった姿はラジオならではの「素」を感じられる良さがあって、面白い番組だなと素直に思いました。
(そもそもアナウンサーたるものいかなる時も聖人君主であれ、という価値観が根強いことの方がやや驚きで、そっちにモヤモヤしたけど・・・)

生活のなかの「切り抜き」

このラジオでの出来事を見ていて、切り抜かれたものが、その事象のすべてのように思えて反応してしまうことって日常生活のなかでもよくあるなと思ったんですよね。

とくにネガティブな感情が生まれるときって、人の言葉じりや言動の一部から1を10にして決めてつけてしまっているケースが多くないですか?

仕事のなかでも生活のなかでも、
ディスられた
いじわるされた
否定された

相手にそういう感情を抱くときがありますよね。
わかりますよ、つい舌打ちしたくなります。
(いや、心のなかでは舌打ちしてます。)

でもそれで自分が攻撃的になったり、負の感情をぶちまけるのはちょっと違うのかなと思うんですよね。

本当に自分に見えているものがすべてなのか?

そういう視点で、1回深呼吸してから反応しても
遅くはないんじゃないかなと思ったりします。

私の場合、相手の対応にイラッとしたときは
「この人はもうトイレを限界まで我慢してて漏らす直前だったけど言わずに対応してたとしたらどう思う?」って一度自分に問いかけてみます。
「まあ漏らすなら仕方ないよね〜」って思えてきて、今日のところは許してあげようって気持ちになります。

そう、意外と世の中って自分には切り抜かれたものしか見えていないんです。

それでもやっぱり受け入れられないのであれば、そのヒト・モノから離れたらいいんです。
仕事だったら割り切って、自分がご機嫌でいられることだけを考えていたらいいんです。

おっと、、、まずい。
今回のnoteは好きなラジオの話しようと思って書きはじめたのに、気づいたらめちゃ語ってるわ(笑)
こういう話好きで永遠に話せるんですけど、これ以上語ると朝になるので今日はこの辺りにしますね!

最後に、私が推してる井上貴博 土曜日の「あ」はYouTubeでも配信されていて、パーソナリティの表情を見ながら聴けるところも好きなところなので、リンク置いておきます。
よかったら冒頭30分だけでも聴いてください。

※記事のスキ(♡)を押してくれた方には、私の大好きなYUKIちゃんの言葉が出てきます

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