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今月のコンテンツ課金をまとめてみる ジュースごくごく倶楽部、芸人雑誌など

ふと、自分はどんなコンテンツにどれだけお金を払っているんだろう?と思い、まとめてみることにした。これは4月分。

ジュースごくごく倶楽部のライブ「琵琶湖ワンマン王国」配信

ジュースごくごく倶楽部とは、関西で活躍中の吉本のお笑い芸人たちで結成されたバンド。最近知ったのだけど、ちゃんと曲がかっこいい&かわいくて、実際に演奏しているところを観たくて単独ライブの配信チケットを買った。

かっこいい!おもしろい人たちが真剣に音楽をやったら、こんなにかっこいいのか!という衝撃。構成やカメラワークも凝っていて見応え抜群。お笑い芸人さんなのでMCは終始おもしろいし、メンバー全員に華がある。曲は全部ニッポンの社長辻さんの作曲らしい。バンド結成初期の情報がわからないのだけど、勝手にビジュアルやメンバー構成も彼の考えによるところが多いのでは、と思っている。プロデューサーであり演者でもある辻さんのセンスに脱帽。

ボーカルの阪本さんの歌詞も好き。

私も「団地においでよ」みたいな歌をつくりたい。

曲やライブパフォーマンスがいいのはもちろん、衣装やアー写やグッズまでおしゃれで、「バンドとしてもしっかりファンを増やしながら、息の長い活動をしていくぞ」という気概を感じる。楽しそう・・・かわいい・・・仲間に入りたい・・・という気持ちが無限ループしている。

楽器を練習しつつ大阪NSCに入学するか、楽器を練習しつつ吉本に転職するか、今すぐバンドを組んでそこそこ有名になるかすれば、ジュースごくごく倶楽部と一緒にステージに立てるのだろうかと妄想している。あー私もバンドを組みたい。ベースに憧れがあるので、本気で購入を検討中。とりあえずヤマハ音楽教室の体験を予約した。

ジュースごくごく倶楽部「琵琶湖ワンマン」反省会

ライブ直後の反省会配信、こちらも購入。トークもできちゃうお笑い芸人さんならではだなと思う。ものづくりの過程や反省を見せてくれるのってうれしい。バンド練習の様子やライブの打ち合わせをインスタライブでしていることも多いらしく、ファンの心理をほんとによくわかっているなぁと思う。

そのままの流れでグッズにも課金した。身に付けるものや持ち物で自己表現するのが好きなので、グッズが普段使いできるようなかわいいものたちだと高確率で買ってしまう。空気階段のグッズもしかり。「”これを好きなわたし”が好きだ」と思わせてくれるのがブランディングなのかもしれない。

ちょっと先に届く予定のネットショッピングをすると、楽しみな予定が増えるから好き。

買うか迷って買わなかったのだけど、このパーカーがかわいすぎた。メンバーのロングコートダディ堂前さんが描いたらしい。絵心・・・すき・・・

あ〜ジュースごくごく倶楽部、東京でワンマンやってくれないかなぁ〜〜〜

ニッポンの社長・辻さんのnote

毎日のひとこと日記を半月ごとにまとめたものを有料noteで販売している辻さん。ジュースごくごく倶楽部のライブの日の日記を読みたくて課金。ギター、独学だったのか!という驚き。

最近、若い人であればあるほど、おもしろいと分かっているコンテンツじゃないと見たり買う気になれない、ネタバレ大歓迎という話がある。お笑いライブの配信チケットの売れ行きを見ていてもそれは思う。ライブに出た芸人さんや観た人たちが、おもしろかった!とシェアしていると買いたくなる。空気階段の単独ライブの配信チケットも、観た人たちの口コミと公式アカウントがそれを積極的に拡散することで配信後にどんどん売れていった。

おもしろいものが生まれる瞬間に立ち会える生の観劇と、アーカイブされるもの、それぞれに違う届け方が必要なんだなと改めて感じている。

ラジコプレミアム

これはコンテンツ課金というか、サブスク課金なのだけど。大阪のラジオFM802が好きで、エリアフリーで聞きたくて課金をはじめた。

ラジオは主に二つの目的で聴いていて。ひとつは新しい音楽に出会うため、もう一つは好きなお笑い芸人さんの番組を聴くため。

iTunesなど音楽のサブスクだけでは新しく好きな曲が増えにくいなと思っていて、その点ラジオには偶然の出会いがあるから好きだ。Amazonと本屋さんの違い的な感じ。FM802のDJのみなさんはトークもおもしろい。仁井聡子さんと中島ヒロトさんの番組がとくに好き。この前仁井さんが、お子さんへの気持ちをつづったお母さんからのリクエストメールを読みながらガチ泣きしていて、爆笑してしまった。

はたらかないで、たらふく食べたい

雑誌で紹介されているのを見て、いいタイトルだなぁと思い購入。まだ読んでいる途中なのだけど、この著者さんは史実をユーモアを持って書くのがすごくお上手だなと思った。高野長英という蘭学者の話がおもしろかった。

著者の栗原さんは年金制度に疑問を持ち、調べていくうちに年金制度の起源にあたる「無尽講と頼母子講」という制度をフル活用した高野長英にたどり着く。歴史って本来こんな風に、今解決したいことがあるときに「これなんでこうなってるんだっけ?」と、遡って学んでいくべきものだよなぁと思った。私は学生時代歴史が超苦手で、こんな昔のひとたちがああしたこうしただの、なんで覚えなくちゃいけないんだと思っていた。意味を感じられないと極端に生産性が落ちるタチなので日本史と世界史で変わりばんこに赤点を取っていた。

漫画家や企業家の人たちは歴史を学んでいるひとが多いイメージがあるのだけど、史実から人間の本質や長期的なスパンで繰り返すなにかしらや成功・失敗の法則なんかを抽出して、作品やサービスづくりに活かしているんだと思う。昇華する先があるからこそ、学ぶ意味が大きくなる。

あんなに歴史の勉強がつまらなかったのは、私が”今”解決したいこと、興味のあること、乗り越えたいことと歴史が一切結びついていなかったからだろう。紀元前〜現代という時系列で歴史を学んでいくのってなんだかなぁと思う。

芸人雑誌

表紙が3パターンから選べる今回の「芸人雑誌」。そのうちひとつが空気階段だったので迷わず買った。私はだれかを好きになるとき、雰囲気やキャラクターやセンスに惹かれることが多いのだけど、空気階段の場合は2人並んだときのルックスがすごく好きだ。この前なんか中学生ぶりくらいに、空気階段目当てで雑誌を切り抜いてしまった。

同じように感じている人が多いのか、空気階段はモデルの仕事をよくしている。サブカル版のEXITという感じ。佇まいだけで絵になる人っている。

話を戻すと、芸人雑誌はつくり手の熱量がすごい。お笑いと芸人さんへのリスペクトをビシビシ感じる。巻頭のニューヨークのインタビューなんか、ニューヨークの二人の声が聞こえてきそうな、二人の"感じ"までもが忠実に表現されていて、ライターさんってすごいなと。

かもめんたる・う大さんが書いた、空気階段の単独ライブ「anna」の感想を読めたのが一番うれしかった。創作に没頭しているときの幸せな体験を、こんなに上手に文字にできるう大さんはすごい。憧れの人からこんなに気持ちのこもった手紙を受け取れる空気階段がうらやましい。自分の芸や作品を、だれかが解釈してくれる、そのうれしさ。「この人がこの人の本の帯を書くなら?」的な組み合わせのおもしろさがあるのが、雑誌の魅力のひとつだと思う。

かが屋のインタビューもすごくよくて、今のかが屋にインタビューしてくれて、芸人雑誌さんありがとう!!!という気持ち。人って日々変わり続けているし、どんどん忘れていっちゃうよなぁ、と改めて。

深本リカ

ジュースごくごく倶楽部のライブでボーカルのマユリカ・阪本さんを見て、こんなに華がある人だったのか!と思い気になり始める。マユリカのことをもっと知りたいなと思い、この配信チケットを買った。また緊急事態宣言が出てしまい、いろんな公演が中止を発表している。これは配信があるから中止にはならないと思うのだけど・・・続報を待っているところ。

なにがその人にとってエッセンシャルで、要で急なものかなんて、他人には決められないことだと思う。いくつかの演芸場が今後もお客さんを入れての営業を行うことを発表していて、私はすごくいいなと思った。

自分にとっての要と急を自分で納得して決めて、手配できる自分でいたい。


すっっっっっごいうれしい!