いじめと仲間はずれのボーダーラインは、どこにあった?《いじめ体験記〜中学編〜》

小学校でいじめにあった私だが、
中学では付き合う友達を若干変えようとバスケ部に所属した。
いじめの舞台は、バスケ部だった。

小学校編はこちら

中学校時代のいじめは、波もあったがとにかく長かった。
小6の時と大きく違ったのは、スレスレの攻撃があったことだ。
自分自身でも、私のこういう所がダメだったという自覚と後悔もあって、小学校の時ほど心を強く保てなかった。学校を休んだり、部活をズル休みしたこともあった。

思い出すのは断片的な記憶で、時系列がどうだったかとかは正確には覚えていない。傷つくのを拒否して、心が何も感じないように麻痺していたからだと思う。

地元の中学は、3つの小学校が一緒になる1学年180人前後規模の市内で一番大きな学校で少々荒れていた。私立中学は隣市にしかなく、しかも遠くて選択肢がほぼ無いため、小学校の全員が同じ中学校に進んだ。なので小学校の卒業式もさほど悲しくはなかったし、また続くのかもなぁ〜とボンヤリ思っていた。唯一の救いは、一番アタリが強かったBが中学入学を機に遠くに引っ越ししたことだった。

バスケ部の同学年には、12人のメンバーがいた。
そのうち、小学校時代のいじめに関わっていた2人の人物も所属していた。
とにかく繊細で調和を好む部活メンバーと、大雑把で突拍子もないアイデアを言い出す出る杭タイプの私は、とにかく相性が悪かったのだと思う。

ここから先は

10,026字

¥ 300