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仕事を辞める前に調べたこと

仕事を辞める前に必要なことのうちひとつは、調査です。
派遣社員として勤めていたので派遣社員よりの話になりますがよかったらお付き合いください。

仕事を辞めても収入が必要なので、少しでも破綻しないために確実な方法を調査しました。その際、失業保険系のサイトには本当にお世話になりました。

失業保険がもらえる期間と金額を調べる

おそらく、おおよその人は仕事やめたい。しばらく働かないぞ!(いい仕事があれば話は別)と決めたら失業保険がいくらもらえるかを調べるんじゃないでしょうか?

ハローワークインターネットサービス
基本手当について

https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_basicbenefit.html

自動計算フォームを設けて予測計算をしてくれるサイトもあるので、是非活用するといいと思います。

あと、自分は副業をしている場合の申請の仕方と受給がどうなるかもきっちり調べました。色々あって副業せざるを得ない状況に追い込まれていたのですが、副業の収入だけでは食べていけないので・・・。
きちんと申告しておけば話を聞いてくれますが、申告しなければ受給分+受給分の倍額を返還となり3倍返しです。
お国は知っての通り、くれるものは教えてくれないけどとれるものはしっかり持っていくので・・・下手なことはしないほうが賢明ですし、やり方によってはメリットもあります。

現在の福利厚生や健康保険についても再確認しました。
特に保険は、健保のサイトで安く薬が買えるサービスなどを行っていることがあるので、退職前に自宅の薬箱を過不足なく揃えておくようにしています。福利厚生も同じ理由でチェックして、クラブオフ系の福利厚生に入っている場合には使えるうちにクーポン券などを退職ギリギリのタイミングでプリントアウトしておきました。(使用期限が発行から1か月のものが多かったです)

失業保険がいつからもらえるのかを調べる

どのような退職理由であればどれくらいの時期から失業保険がもらえるのか。
失業保険は3か月の待期期間後だから退職日からおおよそ4か月後でしょ?
と思っている方が意外と多いということは知っていたのですが、派遣営業さんに「えっ?失業保険は自己理由であれば一律3か月待機に決まってるじゃないですか」と言われたときには正直驚きを隠せませんでした。私は3か月も待つ気はありませんよ?

自己理由退社でも、退社理由によっては「特定理由離職者」となり、3か月の待期期間は解消されて退職後約1か月で給付を始めてもらうことができます。
「1か月」の期間は、ネット検索をすると稀に「派遣会社は仕事の終了日から1か月以内に仕事を紹介することになっているから仕事の終了日から1か月は在籍していることになっているため離職票が出せない」という記述を見かけるのですが、派遣営業の話してくれた「給与が時給のため退職後に給与計算を行います。給与確定後に離職票に半年分の給与を記入+会社が職安に書類を提出後に離職者に書類を送付する期間が必要なので約1か月かかります」という説明のほうがずっと有力だな。と思いました。
もちろん給料日前には届きましたが。

私の場合は色々と理由があって「家族の介護のため」と備考欄に追記をしていただいていたので「家族の介護のため通勤が難しくなり、この辺での仕事を探しているが、この職種は特殊で希望する地域には仕事がないため斡旋できないと言われた。働く気はある」とハローワークの所定の用紙に一筆したためたところ、会社では「一般失業者」として出された離職票をハローワークのほうで「特定理由離職者」に変更してもらうことができました。
「働く気はあるが仕事を斡旋してもらうことが叶わなかった」という部分が重要みたいです。
先の「1ヵ月在籍」の話も特定理由離職者にしてもらえるケースがあるようなので、重要なのはプレゼン能力なの・・・?と思ったり。
派遣切りからの失業は「終了」であっても待機なしにしてほしいですね。

余談、3か月ごとの契約更新なのに「3年経ってないから満期終了ではないですよ」という発言も出ましたが、だったら最初から3年の契約書を書きなさいよ。と脳内で毒づいたりしました。途中で契約内容をコロコロ変更(大きかったのが勤務指定日に定休日の追加)をされて給料(勤務日数減ったので減りました)や生活(日数減って仕事まわらないので1日の勤務時間を延ばせと言われました)を搔き乱されたのも今回の離職の一因でもあるので。

訓練校について調べる

もしも待期期間が3か月かかる場合、収入がなくなってしまうため「訓練校に入って受給を先取りする(その場合は半年通勤しないのは諦める)」という手段も考えていたので職業訓練の受けられる地域と科目を調べていました。
介護職は多いですが、体力的にできれば避けたいので、簿記だったりCADだったり、自分が習得しておらず明確な志望動機をつくれる候補をピックアップしておきました。

訓練校は卒業後の就職先まで面倒見てくれるところもあるので(卒業後には就職しろしろとうるさく言ってくるくせに何もしてくれないところもある)新しいことに挑戦するつもりでしっかり勉強できるところを選ぶのが良いと思います。

今回、自分は待期期間はなくなったので、受給が終わりそうな時に入校して受給期間を延ばしてもらう。という選択肢をとりました。
実際に興味のある仕事ではあるので勉強はしっかりやるし、もちろん就職活動もしますよ。

思ったより失業後の生活は悲観的にならなくてもいい

仕事を辞める前は現在にも将来にも不安なことが色々積み重なりやすく悲観的になりがちですが、国も「国民には働いてもらって税金を納めてもらわないと困る!」という思惑があるのでこちらに働く気があるぞ!というところを見せれば、こちらを健全な状態で働かせるためにできることはしてくれます。

ハローワーク主催のセミナーや合同面接会、職場見学面接会を行う地域もあり、これらは複数人で参加することになるので将来の同僚になる人や転職活動仲間に出会えたり。何よりも現在抱えている小さな世界の外の人と繋がりを持つことで大きな気分転換をすることが可能です。
就職活動実績になるので「面接を受けなければ」という焦りも少なく、自分が働きたい職場をじっくり選べるのもよいですね。

深呼吸をしてからがっちり働いて収入UPしてもらうことを国も(税金のために)望んでいるはずなのでそこはしっかり甘えてしまって大丈夫だと思います。

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