不登校6

頭の整理を含めて、学校対応について記しておく。

学内の共有体制のなぞ


校舎を見ると蕁麻疹、教室入れず、給食前お迎えといった不登校の入口に立ったとき、担任とは顔を合わせていた。
もちろん、時間のない中で少し会話をするくらいだだったが「普通に元気でしたよ」「休み時間はずっと折り紙楽しんでましたよ」といった内容だった。
この状況、普通かなぁ?ほんとに楽しんでやってたことなのかなぁ?と疑問に持ちながらも、学校に来ていることで特に電話などはなかった。

初めて行きたくないと言って休んだ日に担任から電話があり、スクールカウンセラーを勧められて日程を決定した。

私はその時点で、このような不登校問題はスクールカウンセラーに集約させるのだと思っていた。というのも、東京都教育委員会のHPでは「未来を創るかけがえのない子供たちの自立に向けて~不登校の子供たちへの支援のポイント~」という冊子がPDF化されており、そこには教職員やスクールカウンセラー間で情報共有される旨が書かれていたからだ。
つまり、我々のケースは担任ではなく、スクールカウンセラーが保護者との相談役となりその内容が情報共有されて支援に向けた取り組みがなされるのだろうと解釈していた。
また、居場所がなくて困り果てていた時に声をかけてきた副校長が「お話は聞いています」と言ってきたため、副校長も含めた共有がされていると考えていた。

が、どうもおかしいと気がつく。
副校長に案内された別室について、担任から再び紹介されたのだ。また、その別室登校に娘が拒否感を示していることをスクールカウンセラーにも伝え済みであったが、それも共有されていなかった。
娘の心の動き、特性と思われる言動、給食が嫌だと言う理由、クラスの子から受けていたイジメ的なもの、すべてスクールカウンセラーには話しており、特に言わないでほしいことはないと伝えている。

その後担任からは、スクールカウンセラーから聞いたということでイジメ問題への言及はあった。当該児童に確認したが「覚えていない」と言われた旨と気がつかなかったことへの謝罪の言葉を受けている。

去るもの追わず


完全に不登校となってからは週1、2回の連絡はあり「様子はどうですか?」という定型文から始まって様子を伝える日々が続く。
週1でスクールカウンセラーに詳しいことは伝えているので、それを知った上での連絡だと考え、知っている前提で簡単に説明していた。

学校で今どんなことをしているかも連絡はなく、2週間後にママ友たちから「プール始まるから水着必要だってよ」「いま、体力テスト週間なんだよ」と教えてもらった。

しばらく休むと伝えたから、連絡がないのだろうか?と考えていたのだが、ここにきて「学業の遅れが心配である」「特別給食のイベントがあり、選べるので何がいいか教えてほしい」「自然と触れ合うイベントが授業内であるのでお母さんも一緒にどうか」という連絡があった。

と、登校を促す発言が増えてきた。

急に登校を促される

ここでやはり違和感。
登校できればいいと考えているのだろうか?恐らく今の段階だと一日行けても不登校から不登校の入口に戻るだけである。
そもそも、登校していると担任とはその場でちょろちょろっと話すだけで終わるわけだし、いうなれば今の状況の方が会話時間は長い(中身は特にないが)。

「学校に行けるようになったらお子さんと話したい」とも言われるようになった。が、次の電話では「放課後でもいいからお子さんと話したい」。で、次の電話は「隣にいるならば電話を代わってほしい」。

私はスクールカウンセラーに、娘が担任への不信感も要因の一つとして考えられる旨を話している。だからなのかわからないけれど、なぜ不登校の入口に立ったときにもっと娘と会話をしてくれなかったのか。給食前にお迎えしていたからなのか。それでも、放課後みんなが帰ったあとに話そうと声をかけることはできたと思えてしまう。

スクールカウンセラーへは包み隠さず話しているが、担任には伝わっていない?そもそも都教委の冊子は理想であって現実は違うということか?

だとしたら、まずは親と担任が話すべきであろう。その必要がないから子どもと直接話したいというのか、それとも話が通じねぇ親と話してても仕方ないと思っているのか。

不登校になってさまざまブログを読んだけど、本当に情報がないことを問題視していることは多い。まずどうすればいいかわからない親に対して、スクールカウンセラーを紹介された時点ではきちんと教えてくれていると評価を上げていた。
が、そこからは全く筋立てが示されていない。我々はどうするべきか、学校側はどう考えているのか、見えないのである。


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