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自分でやった方が早いの罠

自分でやった方が早い。

思い描く通りの順番で進むし、この位で終えるだろうという目算も狂わない。
慣れているからトラブルも少ない。そんな風に、自分でささっとやってしまう方がストレスが少ないって思うことがある。

時間と気持ちに余裕のない時には特に、自分でやった方が早いが発動する。

罠だなと思うのは、
自分でやることによって避けることの出来るストレスがあるとしても、
「やらない」という選択をとってみることで、自分一人では思い浮かばない様な方法を見つけてくれる人が現れたり、
思わぬ良い方向へ事が進んでいったり、
誰かの得意がそこで発揮されることになったり。そんな新たな発見があるかも知れないから。

誰に何が向いているか、得意かどうか、好きかどうかについてはこれはもう、何度かやってみなければ分からないことが多い。
最初は苦手だったけれど、慣れてきたら面白いし案外向いていた、なんてことだって意外と多くあるもので。

その大切な「何度かやってみる機会」を
そもそも他人から奪い続けているのだとしたら。
大袈裟なようだけれど、これは「自分でやった方が早いの罠」なのだと思った。

いつもと同じという安定感。
それは居心地のよさもあるけれど、いつもと違うを混ぜてでしか生まれない変化がある。

だから、無理はしないでもいいけれど、時間と気持ちに余裕のある時には
自分でやるのをやめるという選択をとることも忘れないでいたいなと思ってる。
(余裕のあるときは!)

逆にいつも誰かのしようとしている事に手を出してしまうことで、他の誰かの経験する機会をうばっているなんてこともあるよね。
などと思いを巡らせる、梅雨のとある一日でした。

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