見出し画像

膿を出すからこそ、土台は強固になる~春分・牡羊座新月~

みなさまこんばんは、彰子(しょうし)です。
東京では桜が咲いたあとも気温の変化が大きく、
今年は満開まで時間を要しそうです。
みなさまの周りでは、桜の様子はいかがでしょうか。

3月21日 6:25 春分
3月22日 2:23 牡羊座新月を迎えます。
宇宙元旦と言われる春分の日の翌日、すべての星座の始まりである牡羊座で新月を迎えます。
つまり、天空上のビッグイベントが二日続けて起こるのです。
そして、その二つのイベントは共に「始まり、幕開け」を意味するものであり、まさに「ダブルスタート」とも言えるでしょう。

今回はこの二つのホロスコープを総括してお話したいと思います。

まず、二つのホロスコープでは、月以外の天体の位置はほとんど変わりありません。
特に牡羊座に天体が集中しています。
そして、主要天体を引っ張っている(操っている?)のは、やる気満々の火星です。
つまり、これからの一年、特にこの一ヵ月間は、宇宙から私たちに絶大なエネルギーが注がれています。
とてつもないサポートが入っている、と言っても過言ではありません

ただし、この二つのホロスコープにおいては、ハウスが異なってきます。
春分図ではASC寄り、つまり自分自身、本質にフォーカスしており、
牡羊座新月ではDC寄り、つまり自分のルーツや家庭、地元といった部分がフォーカスされていきます。

そしてもう一点特徴的なのが、春分図において、一年の様相を表すASCにキロンがぴったりと重なっていること。
これからの一年、自分自身や本質といった部分で、これまで隠してきた膿が出されるような経験があるかもしれません。
しかし、膿は出されれば必ず修復されるものです。
つまり、膿が出て自分自身の弱さや認めたくなかった自己が炙り出されることで、
同じようにその膿で苦しんでいる人の辛さを理解することができるのです。
それにより、人を癒すことができる。
各々が、自分自身と向き合う中で出てきた葛藤を、誰かにとっての癒しと変容させることができるのです

そして、その変容は、地元や家族といった土台固めにも大きな影響を及ぼしそうです。
自分自身と向き合うことは、時には辛いこと。
でもそれが必ず誰かの癒しになるのであれば。
そして、自分自身の土台固めにもなり、社会へ出ていくための足掛かりになるのであれば。
膿もまたギフトと捉え、前向きな気持ちで新しい一年を迎えてみませんか?

今回のホロスコープにぴったりのクラシックは、

「リヒャルト・シュトラウス作曲 交響詩 ツァラトゥストラはかく語りき」

曲名を聴いただけではピンとこないかもしれませんが、
この曲の導入部を聴けば、「あ!」と思われれる方が多いのではないでしょうか。

この曲の導入部は「日の出」とも呼ばれ、今回の「ダブルスタート」のホロスコープにぴったりの曲です。
冒頭の象徴的な音源は幕開けのファンファーレのようでもあり、
鐘のようでもあり、
その合図を受けて、新しい希望を象徴するような大きな旗が掲げられるような情景が浮かびます。
そして曲調は徐々に高音へと変調していく。
これから先の未来が明るく意気揚々としている様を表していると思います。

交響詩とは、管弦楽によって演奏される曲目の一種です。
つまり、いくつもの音源が重なり合って一つの音楽を生み出す。
今回のホロスコープのように、一つの星座に複数の惑星が集まり、
協力し合いながらも相乗効果としてそのホロスコープを際立たせていることと、共通項が多いのではないでしょうか。

菜の花が咲くこの時期に雨が続くことを、「菜種梅雨」と呼ぶそうです。
その名の通り、明日からは全国的に雨の日が続くようですね。
地上に積もった花粉を払い落し、そして新しい一年を浄化の様相で迎えるのをサポートするような雨になりそうですね。

気温の変化が大きい時期ですので、ご自愛くださいませ。

彰子(しょうし)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?