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#1 薫風自南来という言葉に寄せて。

5月のことです。
茶道のお稽古に行くと、床の間にお軸がかけてありました。

その日はとにかく気候が良くて、春から夏へと移ろい行く季節の狭間で、
ぴかぴかで生まれたての新緑が、太陽の光に当たって美しく輝いていて、それはそれは生命の力強さを感じて、私はどことなく浮き立つような気持ちになっていました。

「薫風自南来」

掛け軸


これは、禅の言葉らしいのですが、深い意味はさておき5月の爽やかな季節を指す言葉だそうです。

その字面の何たる爽快感。耳元をまさに薫風が突き抜けたような、遠い夏を誘いだすようなかろやかさが優しく包みます。

この季節特有の生命の力強さに高揚し、その日のお茶は格別な美味しさだったことを覚えています。

はじめてのnoteのタイトルをそのようにしたのは、その時をいつでも思い出せるようにです。

ぴかぴかな新緑の時期とは程遠い2月の寒空のさなかですが、いつでも初夏に向かうあの力強い爽やかさに触れていたいのです。

申し遅れました、山田麻衣と申します。
娘が1人、旦那さんと三人家族で暮らしています。

好きなことはたくさんありますが、猫科の動物が好きで、本を読むのが好きです。小説も漫画も、ビジネス書も好きで、暇さえあれば、本を読んでいます。
あとは、小説を書いたり、文章を書くことが好きです。

あとは茶道をゆるりと続けていますが、これもとっても大好きな時間です。煎茶ブランドを立ち上げて、お茶の本の出版経験があります。

旅行好き…と言いたいところですが、好きというほど行っていないので、これからの目標は旅行好きと言えるようになることです。

仕事は10年のフリーランス期間を経て、なんとなく株式会社を作ってしまいました。
デザインしたりコンサルティングしたりする会社です。

更新ペースはそんなに多くないと思いますが、よろしければお付き合いください。

どうぞよろしくお願いいたします。

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