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鳴き声

犬はワンワン。
猫はニャーニャー。
ネズミはチュウチュウ。
ゾウはパオーンパオーン。

それぞれの鳴き声がある。

「ちゃんと鳴いてごらん。」
私の大好きな先生、身体の声が聞ける整体師のともみ先生は言う。

「鳴いて初めてあなたが誰だかわかるんだよ。」

確かに。

「頭で考えるんじゃないよ。
その時思ったことをそのまんまつぶやくだけ。」
そうも言う。

ふーーん、そうなんだ。

それでも、いざ鳴こうと思うと、声が出ない。
あれ、なんて鳴くんだっけ??
私の鳴き声って?!

自分でも驚く。

これまでだから一生懸命声を出すんだって。
出していいんだよって。
やってきたじゃない!!

なのに、なのに。。。

また悲しくなった。

じゃあいいよ。
悲しいよーって鳴いてみよう。
そのまんま。
今私は悲しいの。

そのまんまでいいよ。

書くのはどうなんですか?って聞いたら

「書くっていうのは、どうしても思考が入っちゃうでしょ。
その瞬間の声の方が真実に近いの」

って先生は言っていた。

「そして自分の声を自分の耳から聞くの」


出しなれない声だから、うまく出ないけど。
それでも出してみよう。

声に出してみることが大切なんだって。
発声練習のように。


なんかそれはそれでわかるような気がした。

だから今、私は独り言、しかも大根役者の棒読み独り言を実践中なのです。

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