曇り空の夏に想う

念願の甲子園観戦をしたのが早10年前?まぁくんとハンカチ王子が騒がれていた時だった。

今年は毎日テレビ観戦をしているが、ふと考えるとその時は仕事していなかったな。。まぁ普通の社会人は仕事があるからそんなに見れないけれど。。

今年はなんだか清宮くんに注目が集まり、マスコミもそればかりで、負けた途端甲子園どうしよう的な雰囲気だったけれど、私はたいがい予選から甲子園1回戦で気に入ったピッチャーに目をつけてその後を追っていくのが好きだ。

そして、だいたいいい線まで行ってくれる。

今年は仙台育英の長谷川拓帆くん。引き分け再試合の予選を勝ち抜き甲子園へやってきた。前評判はムラがある、という記事を見つけたくらいでほとんどネット上では騒がれていなかった。

しかし、今の時代は珍しくなってきた完投型の投手で打たせて守るピッチングがとてもよくて楽しませてもらった。

大阪桐蔭の試合よく投げていたが得点を取れずに9回のゴロは私も終わった・・・。と思った。

劇的すぎて感動したし、勝負の世界は厳しいなとつくづく思った。(ヘッドスライディングあんなにする意味あるのかなと思っていたけど、こういうことがあるならする方がよいなと思った。ほんと)

試合中の1塁でランナーとファーストの接触のシーンは見ていたが、その後ファーストの子はヒット打って打点に絡みベースランもしていたのでそこまで重症に感じていなかった。しかし試合はファーストの子のベース踏み忘れで試合が終わらず流れが変わってしまった。

その後のネットの誹謗中傷がすごくて心が痛んだ。お互いの意見のぶつけ合いは政治の右と左のような噛み合わなさ。そして彼らが生きている今は言われのない中傷をダイレクトに受ける時代なんだとつくづく思った。昔だったら抗議の電話がTV局や宿舎に、みたいな感じだったのかな。(松井の敬遠策の時どうだったんだろう、忘れた。むしろ私は明徳応援していた)

高校野球ファンは勝っても負けても相手の健闘を讃えるものとばかり思っていたけど、そうではない人たちもたくさんいるのだと知り悲しくなった。

案の定テレビもあまり仙台育英には触れず、ランナーだった子は翌日試合に出ずに甲子園が終わった。

メディアのあり方をすごく考えさせられたし、物心ついた時からネットがある時代の苦悩のようなものを感じ、私の心は今年の夏の空のようにどんよりしたのだった。

明日明後日で頂点。なんだか終わった感がすごいけど、見届けよう。

#甲子園 #高校野球#夏の思い出

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