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京都合宿10日目・2022年7月20日(水)
お久しぶりです、びっくりです。
今日は京都国立博物館に行ってきました。
七条烏丸からバスに乗り、博物館三十三間堂前で下車。目の前に広がる博物館の建物に、すでにテンションが上がっています。
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「ぐるっとパス」を利用して無料で入館します(東京でも同じようなものが販売されている)。茶室が公開されていたので茶室も見てきました。
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茶室の貸し出しもしているそう。
本館は現在休館中なので、外からゆっくり眺めるだけにします。正面入口の上にあるレリーフが大変かっこいいです。
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ゆるゆると散歩を終えて、平成知新館で常設展を見ることにします。音声ガイドは「ジュニアガイド」と通常の「音声ガイド」の2種類が用意されています。今回は通常の音声ガイドを購入します。(1台550円)
常設展感想
B1~3Fまで。
3F展示室
<陶磁>
🔖色絵栄花物語冊子形硯箱:「栄花物語」の冊子を積み重ねた姿を模した硯箱。元はお香のための箱としてつくられたと考えられている。1冊ずつの厚みも違う。パッと見本当に本が積み上げられているように見える
音声ガイドはやや難解?説明も短くて20秒、長いと1分近いものも。キャプションよりはわかりやすい説明だが……。展示室は下の階に合わせてかなり暗く設定してある。キャプションは”勉強した大人向け”。国立博物館あるあるレベルくらい。(ジュニアガイド買うべきだったな……とここで後悔)
人がとにかく少ない(時期が時期だし、時間帯もあまり混まない時間帯を選んでいるのでそれはそうなんだけど)、若い人はちらほら。
大きい壺にテグスが掛かってないのが不思議。結構上重心の壺でもテグスが掛かってなかったのはどうしてなんだろう?底にジェルついてるのか?
<考古>
時代順に並んでいる。右側ケースに特別公開品が並んでいる。
展示品の借用先と思しき考古博物館を3つ紹介(熊本装飾古墳博物館、宮崎西都原考古博物館、京都大学総合博物館)。
下まで透明なケースなのが驚きポイント。
基本的に日中英韓の4か国語解説、一部の解説は2言語。
展示ケース内に小さいライトが仕込まれていて、それで展示品を照らす仕組みに
鏃とか他にもいろいろ並んでるのに「打製石器」でまとめるの、どうなんだろう……。あと音声ガイドで突然「鏡が~」とか言われても素人にはどれがなんだかわからんなあ、というのが正直なところ ここだけ若干展示が優しくなかった
2F展示室
展示ケース内、蛍光灯のところとLEDライトのところがある。
<仏画>
説明は4か国語。十六羅漢像にジュニアガイドの表示あり(おそらく各回の各パートに最低1つジュニアガイドの表示があると推測)
<絵巻>
ここも4か国語。中宮物語絵巻、後半が散逸しているって書いてある。オタクが結末考えホーダイじゃん……。
各キャプションはそれぞれ最大で200字くらい。
<中世絵画>
何となく昔の記憶が蘇ってきた。昔来たときは勘が暗すぎてビビってた思い出がある。仏像怖かったなあ。
<近世絵画>
「融合と多様化」というワード、今でも通用するすごくいいワードな気がする
<中国絵画>
重要美術品ってなんだ?
蓮と鷺、科挙に受かるための合格祈願絵画らしい(蓮=連、鷺=路;合格すること)
「ミュージアムディクショナリー」という、小中高生向けのハンドアウトのバックナンバーが配布されています。とりあえず配布されているものを1部ずつすべて頂いていったところ、この量に……。
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(後ほどきちんとファイリングしました)
「B1F講堂にて超高精細の~~…」とアナウンスが流れたので地下へ。
「龍馬からの手紙」という20分ほどのムービーを鑑賞しました。同時通訳音声ガイドの用意もあったみたいですが、隣で再生している人がいると少し気になるかも……(イヤホンが開放型だったため、外に音が漏れやすい)。
龍馬が「運悪いやつは風呂から出ようとして金玉打って死ぬやつもおるわ!w」といった趣旨(超絶意訳)の手紙を姉の乙女に出していたのが個人的ウケポイントでした。
途中で先日訪れた「酢屋」も出て来てアハ体験アハ体験 やっぱアハ体験っていいですね 「これ進研ゼミでやったやつ!」の気持ちよさは何物にも代えがたい。
岩波映像と丹青社が映像制作に協力していました。DNP、丹青社、乃村工藝社、岩波、マジでどこでも出てくるね……。
設備は安心と信頼の綺麗さ。ヘタに道端のビジネスホテル行くよりも綺麗かもしれない。
基本的にどの展示も7月24日で展示替えが行われるみたいです。
1F展示室
<彫刻>
ライトめっちゃ遠い~~~。天井高い~~~。国立館様様
🔖「板彫両界曼荼羅」
<書跡>
「観心寺の中尊寺経」、黒地の紙に1行ごとに金と銀でお経を書くとかいう狂気……。これが”力”ってやつか……。
<染織>
🔖「梅雨景色鮎撫子文様単衣」←薄いけどすごい豪華
<金工>
テーマ:馨と鏡の名品
↑木槌で打って音を出すやつ、時報みたいな
<漆器工芸>
テーマ:会食
「喫茶が楽しめる」っていう表現がしっくりこなかったんだけどどうなんだろう……。
「高台寺蒔絵」、徳川家の養子が公家の家に嫁入りするときに持って行った嫁入り道具一式らしい。気合の入り方がダンチ
ミュージアムショップ(企画運営:株式会社便利堂)
トラりんグッズのゴリ押しがすごい
トラりんグッズ、文化財修復のためにも使いますよ、というアピールを前面に押し出しています。(大事だと思う)
京博は他の国立館と比較してもマスコットキャラクターの位置が数段上な印象があります。トラりんファンも多いとか。
あと、収蔵品をグッズに使いますよ~~~という意思をすごく強く感じました。ポストカードはもちろんのこと、便箋、一筆箋、マスキングテープ、メモ帳等々。
本もかなり多く取り揃えています。博物館学でまとめているコーナーがあってうれしくなりました(博物館学だけのスペースを作っているミュージアムショップは結構少ない)。
さすが栗原先生がいるだけのことはある……。(栗原裕司さん;超のつく博物館フリーク、京博副館長私は彼の博物館経営論を受講していました。)
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エビフライの衣の密度が高めでおいしい。ハンバーグもおいしい。グラタンもおいしい。全部おいしい。さすが看板に書いてるだけのことはあります。おなかいっっっぱいになるまで食べて、サクッとホテルに帰りました。
お昼に超贅沢したので、夕食は抜き(というか昼がボリューミー過ぎて入らない)。また明日。
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