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実力って運をつかむ効率のこと。

サーフィンになんか行ったこともないけれど、よく何か困難な物事にトライするうえで必要なことを整理するために最近メタファーとして使うような気がする。

いい波が来た時にその波に乗れるようにすること。
こればっかり、実力としてフィーチャーされがちで、みんなここを伸ばそうとしたり、ここのなさを嘆いたりする。けど本当はこれは、なんだろう、言ってみれば「直接実力」みたいなもので、実力のすべてをこれが表しているわけじゃないなと。

どんなときにいい波がどの浜に来るのか予測を立てて逃さないようにする。
これだって十分、その人の実力だと思う。「間接実力」みたいなものでしょうか。どんなに直接実力が抜群でもここが致命的にセンスがないとたぶん、ずっといい波に乗れない気もする。あるいは、他人の予測ばかり横から見て、少し遅れて同じことをなぞってもなかなか自分だけの形には至らないんだろうなあとか。

で、一番残酷でだからこそ直視しないといけないのは、波そのものを起こすことは絶対に自分の努力ではできないってことだなあと思うわけです。要するに「悩んでも嘆いても、そんなもの関係ない歴然たる”運”ってあるよね」ってことです。ビジネスデザイナーの濱口秀司さんがよく、「人間の寿命が1000年あれば運は標準化されるけど、100年くらいだと絶対に人によって不公平な出方をする」と。だから運はめっちゃ重要なんだけど、ここは嘆いてもしょうがないw できることは、直接実力と間接実力を可能な限り高めること。いい波に恵まれないことを嘆くなら、間接実力を上げて少しでも数少ない運をゲットできる確率を高めるしかないし、運が悪い運が悪いと言っている人に限って、いい波が来た時に直接実力が足りなくて溺れたりすることが多そうな気もする。「運がいい人」の多くは、純粋にいい波に遭遇する確率が高いのもそうだけど、いい波を見逃さないように常にセンサリングしているのと、そのセンサーで見つけたいい波にばっちり乗れるんだろうなあとか、そんなことを考えながら、波に備えていろんなことを済ませたGWでした。できることだけを着実に少しずつ。

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