カーザブルータス

”モノよりコト”とは言うけれど

カーサブルータスの最新2015年6月号によると、最近トレンドな注目スポットに共通する5つのキーワードとして、

・GREEN
  … 植物との新しい暮らし提案や売り場づくり
・RENOVATION
  … リノベーションの面白さを活かした場づくり
・BOOK
  … 本とともに様々なモノコトを提案
・TOOLS
  … 日用品や雑貨など、暮らしをアップデートできる道具の提案
・with Café
  … カフェ併設により、買って立ち去る店舗から、憩う場作りへ

を取り上げている。完全にそう思うし、なんならミーハーな私は全部スキ。まんまと引っかかってホイホイその場に行くと思う笑 時代はどんどんと、「モノから、コト提案へ」、つまり物質的な価値ではなく、そこからどんな行動や暮らし向きなどの【ヒトとのインタラクション】が生まれるかが大事ですっていう風潮になってきてますよね。

なんだかモヤモヤとした気持ち悪さとして感じるのは、コト提案のほうが、モノよりも上位概念みたいに語られがちだってとこだなと。僕は、それぞれは並列で、すべて大事で、掛け算の関係だと思う。それを、提供する側も「モノが脆弱なことを言い訳に、それっぽいオシャレコト提案みたいにごまかす」みたいな価値訴求になりがちで、でもそういうコト提案は、モノの性能の追及から逃げてるってことにはならないかね。

モノだけの提案が厳しい、というのは否定しようのない事実だけど、だからこそ、コトや、関わるヒトと、すべてを掛け算にして、その結果としてモノだけを切り出したときにもそこに、価値が立ち上がってみえるような、総力戦をしないといけない、ということだと思うわけです。まあ、それが厳しいいばらの道で、誰彼もできるわけではないというのもまた事実だと思いつつ。

「ライフスタイル提案」のあふれる最近に思う事。

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