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愛の反対語は、正義かもしれない。

仕事で生まれてはじめて奄美大島に行って、それはそれは島のみなさんにご歓待いただいてしまった。当初は、「もし万が一、お前ら誰だ?みたいな警戒が解けなくて、うまく人間関係作れなかったらどうしよう…」という緊張もあったけど、杞憂に終わったと言っていいほど話も盛り上がり、感謝感謝。

島で10年前からコミュニティFMの放送を続けているNPO法人ディ!代表の麓憲吾さんのお話が一言一言、特に残っていて。ありがたいなあと思ったわけだけど、次の一言が大事な言葉として響いたわけで。

愛の反対語は、正義だと思う。正義って、人を「あっち側」と「こっち側」に分けるでしょ。分けることから、よくない事が起こる。どうやって、「あっち側」と「こっち側」を作らないでひとつになれるか。そのためにラジオをしまっちゅの皆さんに届けてきたんですよ。

島のなかにも、「街と集落」「ずっと残った人と、東京から戻ってきた人」「世代」とかとか、いろいろな「あっち側とこっち側」があるみたいで、そこに向き合ってきた10年間だったんだなあというのが、一言ひとことから感じられて、浅はかに「コミュニティプロデュース」とか言っていた自分が恥ずかしい。ラジオができることは、「価値観を単一化することじゃない」わけで、「それらの違いを土俵にあげてお互いを理解しあう」ことからだったという言葉も、示唆に富むなと思ったわけです。

知らず知らずに自分の「正義」を生きていないか。
自戒として忘れないようにしたい言葉をいただいた気がします。
また奄美にきっといきますね。

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