ブロッコリー

今の時代の「気の散り方」について

コルクラボでご一緒している紀さんに教えてもらった「人気の野菜」の話。イマドキママに人気No.1の野菜は、「ブロッコリー」らしいと。理由が面白くて、「料理すると緑が最も映えるから、彩りが豊かになり、インスタ映えするから」なんだって。こういう思わぬ力学がこれまでと違う文脈から発生して人の行動や文化様式が変わるっていうこういうエピソードが大好物なので、おもろいなあと。

ただ、一方で。

どんどん人の行動の動機とか決定づけをする因子が、本来の「向き合う相手」ではない、斜め上になってきているような気もします。

料理を食べる子どもではなく、インスタのフォロワーを見る。
旅の絶景や一緒に行く友達よりも、facebookのリアクションを気にする。
自分と趣味の豊かな関係性よりも、それを周りがどう受け取るかが気になる。

みたいな。
どうも、気が常に散っているというか、「向き合う相手」に向き合っていないというか。悪く言うとね。ただ一方で、よく考えれば、その気の散り方は新たな創造性につながるかもしれないし、新たな文化や行動の兆しかもしれないと思うので、要するにバランスと敬意と、自分の気持ちへの正直さを保つことが大事かなと感じる今日この頃。


サポートありがとうございます! 今後の記事への要望や「こんなの書いて!」などあればコメント欄で教えていただけると幸いです!