#いいねした人を主人公にした嘘日記を書く(パルボロイン家本編)

10/24(木)「ネタ作り」

今日は一日休みだったので、家でずっとネタを考えていた。来月出るライブのために新ネタを作らなければならないのだ。

机の上にノートを広げ、ペンを片手にひたすら考える。ネタは漫才。まずは、出来そうな設定を出してみる。誰もやってない題材をネタにしたいが、相方は伝わりやすさを重視するので、ありふれた設定にする。図書館、美容室、カラオケ・・・いくつか挙げてみたものの、いまいちピンとこない。面白い展開に発展しそうな気配がしない。

スマホのメモを見る。こういう時のために、スマホにアイディアを書き溜めているのだ。役に立つかどうかはメモった時にはわからないが、とにかく使えるかもしれないと思った言葉は忘れないように書いている。メモには、このような言葉が並んでいた。

「御年(おんとし)6歳」

「どんな書類でもシャチハタで済ます首相」

「女が会釈するだけのAV」

「おはこんばんちわ」

「密造酒」

過去の自分に呆れた。ネタにならないことばかり書きやがって。メモを消し、またノートに向かった。仕方ないので、カラオケで何か考えてみる。そういえば最近は、生バンドの演奏で歌えるカラオケがあるらしい。それはまだ誰もネタにしていないはず。それをテーマに一回考えてみよう。

生バンドということは、ギターがいて、ベースがいて、ドラムがいるということだ。たかがカラオケ用のバンドなのに、それらが方向性の違いで揉めるというのはどうだろうか。おっ、なんとか形になりそうだ。

最初は「バンドマンになりたい」「でも、方向性の違いとかで揉めたりするで」みたいな導入からコントに入ろう。そして、普通のバンドマンとして方向性について話し合って、途中でカラオケのバンドだということがわかる感じにしよう。よし、あとは相方と話し合いながら決めよう。今日はもう寝る。

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