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おひとり様大歓迎【大アルカナⅥ 恋人たち】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

高校からの友人がいます。
長い付き合いすぎて、お互いがお互いに『何も期待していない』ので
側から見れば『雑な友情』に見えるようですが、本人たちはとても気楽で楽しいのです。
もう『家族や遠い親戚』と言える関係です。

先日も、そのうちの1人と先にランチをしていて、
『最近どう?』と彼女の生活ぶりを聞いてみました。

なんだかんだの話の流れで、『お正月クライシス』

の話になったんですね。
1人で生活をしている彼女も、実家の家族は存在しますが、
自分にとってのいい距離を理解しているので、そんなにベタベタはしていません。

そんな彼女が言うんです。
「もうさ、クリスマスとか、お正月とかさ、ちょっと外に出るとさ
カップルとか家族連れとかいるじゃん。小さな子どもとかも
ちょろちょろしててさ。。。。」

Mahouは瞬時にその後の彼女のセリフを想定して、構えて聞いていました。
『あぁ、そっけない彼女もやっぱり寂しいのかな?』
その時間ほんの0コンマ何秒の思考です。

「あぁ、私ほんと1人でよかったって、心の底から思っちゃった。」

予想外の大発言に、もうね、2人で大爆笑。
お店にいる人がこっちを見るくらい一気に大爆笑。

「だってさ、もう自由で生きていたいのに、あんな人混みの中、
行きたくもない場所行ったり、買いたくもないもの買ったり、
食べたくもないもの食べるの。ほーんと嫌だもん!!」

この言いっぷりですよ。振り切っていてカッコいい。
『さすが、我が友!!』と肩をバンバン叩いてしまいました。

「あ〜嫌だ、あ〜嫌だ」と言うおばちゃん的言い回しをしている友人の
BBA進行加減は目をつむりましょう!!

「私はね〜、自分のことで精一杯なの。自分の生活を維持することで忙しいのよ。
たまにMahouたちと会えれば、十分なの。」

【大アルカナⅥ 恋人たち 協力者という意味もある】

振り切っている友人が、男関係が皆無ではないのはもちろん知っています。
でも、生きることと、余力で楽しむことを、ここまで切り離して考えているのは
あっぱれです。

そうなの、一人暮らしが10年になるMahouも、
好きな時間に好きなことができるのが、どれだけ幸せかわかっています。

時々息子が泊まりに来てくれて
「暑い?寒い?」「お腹すいた?」「何食べたい?」
「お風呂は?」「歯を磨いた?」「もう寝なさい」と言えるのも幸せな時間ですが
これ毎日となると。。。(滅)

今回のこの会話も、高校からの友人という長い付き合いだから、
ここまで話せる話で、わずか数年の友人関係では、
分かり合えない会話でもあります。

人付き合いは、友人知人、家族も、構築するのに10年単位の時間が必要。
簡単に親密にはなれません。

その手間を、面倒くさいと感じるうちは「家族」にはなれないのだとも
彼女の言葉の奥深いところに存在します。

自分のご機嫌すら取れないのに、他人のご機嫌など取れないものです。
ましてや、他人に自分のご機嫌をとってもらおうとするのが至難の技だと
文章にすればわかりやすいですよね?

ビバ!おひとり様な人生。
そう、時々会ってくれる知り合いが、老若男女問わず何人いるか?が
人生を豊かにする秘訣です。

過ぎてしまった過去を悔いても、私たちにはその過ぎた時間をかけて関係性を
構築する時間はもうさほどありません。

ないものねだりで、涙に暮れる日々にするのではなく
今ある状況の中から、築ける関係や、チャレンジ、そしてそんな日々を楽しむ覚悟を、掴んでいきましょう。

タロットMahou

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