文字を感じる【Wands 2】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
先日、上野国立博物館で開催されている特別展『本阿弥光悦の大宇宙』を見て参りました。
イチオシは、国宝『舟橋蒔絵硯箱』になりますが、本阿弥光悦は多彩であったため
多くの書も残しています。
みなさんも博物館へ行って、昔の方が書いた『書』をご覧になったことがあるかと思います。
美術品と呼ばれるような作品の前に立つと、何だか?『エネルギー』みたいなものを感じませんか?
Mahouは特に『書』の前に立つと、何かを感じるような気がします。
昔の字になりますので、読むことは出来にくいのですが、その文字が読めなかったとしても、やはり文字の形になっていると、意味合いというのでしょうか?
意思が倍増されているような気がして、物凄くパワーを感じてしまうのです。
鑑定する時も、初めての対面の場合、相談者の皆さんに『自筆』で
お名前と生年月日を紙に書いてもらいます。
もちろん、予約申し込みの時にも打ち込んでもらいますから
先にデータはいただいているのですが、『自筆』には沢山の要素が含まれるので、そこから色々と分析ができます。
リアルな書は、何百年という時を超えて、
私たちに直接何かを詳しく語りかけてくれるのです。
心の中で、『書』の前で数秒立ち止まります、作者と会話をする瞬間です。
昔は、文字を書ける人が少なかったのを、それを書に残すことも選ばれた人だけ。
その書が美術的な価値を持ち、優雅に優美に表現されています。
書は『道』なんです。だから『書道』。
とても奥が深い。
Mahouも出来るだけ美しい字を書くように毎回意識しています。
流石に筆で書く頻度が減ったので、練習しようと、『写経』をやったりやらなかったり。
般若心境を筆で書くと、筆先の圧力の掛け方が慣れないと、圧が強すぎて
半紙が真っ黒になってしまいます。筆使いには筋肉が必要です。
美しい字を書くには、全身の筋肉がついていないと、正しい姿勢でバランスよく描けないものです。
それを体感しているからこそ、美しい文字を書ける人を尊敬します。
沢山の書物を一つ一つ丁寧に見ると、『どっぷり』疲れます。
『糖分が足りない』そう自覚をし、すぐさまロイヤルミルクティーを飲みました。
その甘さに悶絶。美術館が大好き。ただし体力が必要。
今回は、特別展『本阿弥光悦の大宇宙』のみ。
今は同時開催で『中尊寺金色堂』も開催しているので、近々行ってこようと思います。
みなさまも、是非文字からエネルギーを感じてくださいね。
タロットMahou
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