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フリーランス&在宅勤務の会計士が思う、これからの時代の仕事術

私は30代半ばの女性です。キャリアのところどころに「無職」とか「浪人」というブランクをはさんでいます。
おまけに転職回数がやたら多く、正社員で6社、フリーランスで客先常駐の働き方を含めると10社以上の会社で(主に経理として)働いています。
(その辺の詳しいキャリアはぜひ、私のノートに書いてあるのでそちらをご覧ください!ワンコインで買える設定にしてあります)

では実際にどんな仕事術がこれからの時代に必要と思えるかについて、私の実体験を通して気づいたことを順にご紹介していきたいと思います。これは経理職(事務職)に特化した気づきですが、何かの参考になれば幸いです。

なんでも「見える化」する

たくさんの職場で働いてきた私がもっとも得意とすることは、ルーティンワークのマニュアル作りです。
高い給料をもらう立場の人であればあるほど、目指そうとするほど、仕事の中身をまずしっかり理解し、かかる時間をできるだけ正確に見積もり、人(部下、委託先、場合によってはシステムなど)にうまく要点を伝えて任せるという技術が必要になると思います。もし整理されていない現状があるのであればできるだけ把握、整理し、パターン化するということが求められると思います。
私はけっこうな「辞めグセ」がついているので、「いつ自分がいなくなってもいいように」仕事のログを残しています。何に着手して、何にどのぐらい時間を割いて、どのぐらい出来ているのか。もし全ての課題に着手できてないとしたら、優先順位はどうなっているか。

特に今の仕事では完全リモート、かつチームでの作業が多い(個人にタスクが割り振られるものの、チーム間で進捗に開きがあればメンバーと相談して柔軟にカバーし合う)という状態なので、まずカレンダーに自分のToDoをブレイクダウンし、それを時間単位のスケジュールに落とし込みます。初めての作業で読めない部分も多いけど、「これは2時間はかかるな」とか「これは1時間で終わるな」といった具合に、自分で時間割を作るイメージです。
そうすれば、上司や他メンバーが自分のカレンダーを見て、この人は今これをやってるんだ、というのが明確になるので良いと思ってます。誇張して見せるのはいやなので、ブランクの時間も作ります。

相手の「時給」を考えながら報連相をする

私自身、いまの仕事は時給制です。
役職が上の人になると、もしかしたら自分の倍の時給かもしれません。(もちろん、他人の給与なんて普通はわからないので推測でしかありませんが)
仕事の相談をするというのは「相手の時間を割いてもらう」ことでもあるので、とても気を使います。

たとえば、ある課題をクリアするために上司Aは1時間かかるところ、自分は2時間かかるとします。自分が特定の部分でつまずいて解決できない時、「じゃあ2時間は時間をかけて試行錯誤して、それでもダメなら上司に相談しよう」みたいな、どこまで自分で試行錯誤するかの線引きがある程度出来るのではないかと思います。

そしてこれを繰り返していくと、上の人(よりスキルがある/判断する立場である人)に相談をするときに、自分が事前準備をして簡潔に伝え、フィードバックを得るというスキルが必要になるということがわかるはずです。
「簡潔に要約する力」は今後いっそう重要になってくると思います。

分からないことはまず自分で調べ、分かったフリをしない

「わからない」のレベルにもよりますが、google検索で調べて判明することもあれば、専門性が非常に高いことだったり、その会社内の中だけの独自ルールなんかのせいで分からない、というケースもあったりします。
まずはその「わからない」を極力切り分ける作業が必要です。
たとえばインターネット上のあるページにアクセスしたいけど繋がらない場合。自分のネット回線に不具合があるのか?(→他のページは繋げるのかチェックする)、アクセス権がないのか?相手先のwebサーバーに不具合があるのか?(他の人は問題なく繋げるか)→ではどんなエラーが出ているのか?といった具合に。
そうやって切り分けをしておけば、問い合わせをする時に相手もより状況把握がしやすくなるというメリットがあります。

そして逆に、「分かったフリ」をすることも危険です。誤解をしたまま仕事を進めると、あとで見てとんでもない質のものが出来上がってしまうことがあったり、かえって周りの人の業務を増やしてしまうことがあります。
人から業務を依頼されたり引き継ぎをする場合、私は別の言い回しなど自分の言葉で言い換えて確認しています。「来週火曜の2時から会議ね」「わかりました、27日火曜日の14時からですね」みたいな感じです。そうすれば違うと即座に訂正が入るはずなので。

積極的にポジティブな言葉を使う、感謝の気持ちを表す

最後にこれです。マインドセット的な部分で、絶対に大事だと思っていること。
人間同士が働く場合、どれだけ冷静を装っても、感情を完全に切り離すことはできません。であれば、ポジティブな感情をもってお互いに仕事をするのが確実に良い影響はあれど悪影響になることはないはずです。

特にリモートワークの今、その重要性を感じています。
文字だけのやり取りが中心となり、「お疲れ様です。」「ありがとうございました」といったちょっとした文字を打つのも繰り返していると面倒だな、とうっすら感じてしまうことがあります。
でも、心をこめた一手間が、案外人間関係を作るのに大事なことなんだなと気づかされました。(そのためにもメールだけではなく、気軽にコミュニケーションがとれるチャットツールなどは会社にあった方が良い、と思っている派です。)

ちなみに、「忙しい!」と思っている時に心に余裕を持たせるための意外なマインドハックは、「5分程度でできる人に親切なことをすること」だそうです。これは他人に親切を前貸しするとかそういう意味ではなく、自己効力感やちょっとした余裕、そしてポジティブなフィードバックを受けることがその効果なのかな、と思います。

そんなことに気をつけながら日々仕事をしています。
リモートワーク全盛の時代、また新たな気づきを得たらnoteに書いていきたいと思います!

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