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中之島美術館と私

刺繍ブックカバーの作成日記として

このnoteを書いています


ですが直後だったり真っ最中だったりすることで

大切なところが抜け落ちていることもあり

こうして完成品をあらためてご紹介する日も設けています


先ごろ完成したのブックカバーは


「すきな場所のこと」


「スケッチブック」

どちらも「中之島美術館」の外観を取り入れました

大阪中之島にある最近できたばかりの美術館

ふたをあけてみれば、まわりのどの建築物とも違う

墨色のボックスをそっと空から置いたかのような外観

一度みたら絶対他と混同することのない印象の強い建物です

四面すべてにとられた四角形やテトリスの棒みたいな形の窓

周りの風景を鏡のように映す感じ

そこが一番好き


で、今回は墨色ボックスをあずみの木綿の黒で作り

初夏の緑に一番近い布を使って窓を形作りました


額縁の内側については

「すきな場所のこと」では

クロスしたり大きく広がったり

美術館はとにかく「階段」だなあと思っていたので

それを薄く刺繍したあと

私自身まだ間に合ったことのないバラ園を思って

重なるように刺繍したのでした


「スケッチブック」は

おんなのこがすっかりアート気分に浸って

晴れた道を歩いていく様を刺繍しています

彼女は時々でてくる

ロンパールームのお天気みどりちゃん(そろそろちゃんと名前を作りたい)

を懐かしんで作るうち原型をとどめなくなってきたおんなのこ

私の分身といいたいくらいの愛着


上が「スケッチブック」下が「すきな場所」


今は少しだけアプローチを変えて

中之島をブックカバーにしようと用意しているところです


私は「佐伯祐三」の絵が好きで

大量に所有している中之島美術館に並々ならぬ関心があります

だけど建築に関しては

アマゾンプライムで「名建築でランチを」など

視聴する程度にとどまる浅い知識

そういう意味で中之島美術館の名前を出すことに

抵抗、いや引け目があったわけですが

私が何を言っても別に

そんなたいそうなことでもないかなと思いなおしました

時々陥る自身のとらえ方間違いでした

昔から堂島・中之島にいくと全身に変な甘いスイッチが入ってしまう

その感じがいつか

ブックカバーにできたらいいのにと

ぼんやりは思っています


それはだいぶ先のことでしょうが

とにかくまた新しくできあがりましたら

こちらでご紹介させてください



こんなのものできました