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#5 YTT33kコース解説②

多武峰談山神社を目指して


この区間は平坦や下りが多く走りやすいです

 万葉展望台から談山神社までは幅の広い作業道を走ります。ほとんど斜度がないので、談山神社まではゆっくり走り通す事が出来ます。

 途中で舗装路に合流し、談山神社までは下って行きます。談山神社手前に下乗の石碑があり、ほとりに橋があります。それを渡ると冬野に至るトレイルが続きますが、そのまま急坂を下ると談山神社入り口となります。

 ここで一旦休憩。談山神社前にある灯篭亭では、草餅か串蒟蒻を選んで頂きます。双方絶品です。蒟蒻は選べる味噌を塗って頂きます。筆者の好みは柚子味噌です。

灯篭亭では串こんにゃくがお勧め
店主がいつも温かく出迎えてくれます
串こんにゃく(柚子味噌)


談山神社

 さて、ここで由緒ある談山神社について触れておきましょう。

 時は今から1345年ほど前。この時代は蘇我氏が強力な力を持っており、天皇であった斉明天皇との親戚関係でもあった蘇我入鹿は強力な力を以て横暴を振るっていました。

 斉明天皇の子供であった中大兄皇子はこのままだと自分が殺されてしまうと悟ります。そこで、蘇我氏に不満を抱いていた官職であった貴族の中臣鎌足と蹴鞠の場で意気投合。タッグを組み蘇我入鹿をやっつけようと談合したのがこの場所【多武峰】です。そして蘇我入鹿を明日香にて中大兄皇子自らが首を跳ね、蘇我氏を滅亡させるのです。

 元々はお寺だった談山神社ですが、ここで歴史が動き、大化の改新が進められ、日本の法治国家の礎となったのです。そして中臣鎌足はここに祀られているのです。

 中大兄皇子は後に天智天皇となります。大活躍した中臣鎌足に藤原を名乗らせ、なんと!自分の奥さんをプレゼントします。今では考えられませんが、、鎌足はその後奥さんと仲睦まじく過ごしたそうで、境内にある東殿には奥さんが祀られていて、縁結びの神様として現在も親しまれています。

 と得意気に書き込んでいる筆者は昨日初めて境内に入りました(笑)

秋は紅葉が綺麗な談山神社


音羽山登山口まで

 談山神社前の灯篭亭で補給された後、多武峰交差点にあるコンビニエンスストアに下ります。公衆トイレがあるので利用して下さい。

 あまり時間はありませんが、ここのコンビニでは冷凍されたドリンクなど手に入れる事が出来ます。イベント時は暑い季節です。後程の山域で強い味方になるかも知れません。

ヤマザキショップと公衆トイレ



 コンビニから暫く車道を桜井市街方面に下ります。1キロ弱進むと右手に続く道へ入ります。少々アップダウンする細い舗装路を進みます。橋を渡って直ぐ右に細い登り坂があるので、そちらへ進んでください。

最近新しく出来た橋を渡ります



 最終的に下った場所が音羽山登山口(オサレエイド)になります。YTT に協力いただいている地域の店舗がオシャレな補給食をお届け予定です。

 ここ2年は、橿原神宮前にあるDDG pizzaさんのピンチョスと、八木西口にある葡萄畑でつかまえてさんの生ハム。「こんなお洒落なエイド見た事無い!」と思わず写真を撮ってしまう事間違いありません。

音羽山登山口へ駆け降りて来る参加者
現地でスライスされる生ハム
思わずワインを探します
これまた美味しい



以上がコース解説その②です。次回は音羽三山へのトレイルから大峠までのコースをご紹介します。

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