第7廻「そんな勇気」感想

見る前は本当にビクビクしていた。原作のグロすぎる描写が苦手で、それを見たいという気持ちと目を逸らしたいという気持ちが半々だった。

結果…見終わって最初の感想は「ホッとした」だった。グロくなかったので。良かった〜〜〜。

それでも、冒頭の音楽とか、背景とか、蝶がひらひら飛んでいく描写とか、子安さんの演技が素晴らしくて、やっぱり「怖い怖い!!」と思いながら見ていた。(褒め言葉)いやだって…前廻までの話と雰囲気変わりすぎじゃん……。

子安さん、前のアニメでもそうだったけど、やっぱり期待以上にすごくて。エリザが殺された過去を語るところは特に心をつかまれた。カットされて短い説明だったのに、演技力でものすごい絶望が伝わってきてちょっと泣きそうになった。


1回見たときは、原作に比べて葉くんのキレ具合と、巫力が切れかけたときの体のしんどさ具合がマイルドで、思ったよりも絶望度が低いな…と少し物足りなかった。しかし2回見ると、単純に展開が面白くて見入って、これまた気にならなくなった。

アニメ見るにあたってなるべく原作忘れようとしてるし読み返してもいないけど、やっぱり、最初の1回はどうしても原作のイメージで見てしまうのかな〜〜、このあたりの話は記憶も強いので。

最初は、まん太も原作に比べて元気そうだし、葉くんが思ったほど怒ってないように見えたので、シルバの「一体何が彼をここまで…」という台詞に唐突感があって共感できなかった。でもアニメをアニメとして見ると、葉くんが一度倒れたにも関わらずまだひたすらに攻撃的な態度をとってるところが、めちゃくちゃ冷静じゃないように見えて、唐突に感じなくなった。

なんというかやっぱり、展開盛り沢山で見入ってしまうし普通に面白いんだよなぁ。見れば見るほど神アニメだと思ってしまう。


ホルマリン漬けの標本…ああそんな台詞あったねと思って何故か笑ってしまった(笑)


葉の過去、シャーマンキングになりたい理由がそれとなく描かれて、ここで初めて、葉が裏のあるキャラであることを視聴者に見せつけた廻だったぁ。

そしてここまで勝ち続きだった葉が、初めて出鼻くじかれて、シャーマンキング目指すぞ!という気持ちを新たにした、いかにも少年漫画らしい展開。あと次回予告からも来週は成長回だとネタバレしてるし。


なんとかなるという勇気があってもいい。いい言葉。音楽も素晴らしい。葉の悔しがる演技、原作よりも元気ない印象ですごく良かった。


「離れていくのね」アニメ化ありがとうございます…カットされるかなぁと思ってたら、期待以上に描写してくださった…すごく寂しそうで切ないよ…。

しかしここでその台詞とシルバの驚き入れると、原作初見時も思ったが「ラブコメ展開が始まるのか!?」とやっぱり期待しちゃうなぁ〜〜。葉くんフォローしてあげてくれー…寂しそうだよ…。


そういえば、アンナがシルバに愛を語るシーンがカットされたという事実に、見終わってからしばらく気付かなかった。私はアンナさん大好きなので、気付かなかったという自分にびっくりだ…。それほどこの話は心を揺さぶる感動廻だったということか。

シャーマンキングのシリアスが大好きだからな〜。


来週はたまお。

EDのキャラ、だいたい出揃ってきた。

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