第8廻「進化」感想

今廻、見るのとても緊張した。今、見終わってしばらく経って、落ち着いた~~と思ったのに何故かまだ緊張している。
もはやこれからずっとこうなのかもしれない。頑張れ私。先はまだまだ長い。

全体として、脚本のまとめ方がうまい!と思ったのと、アニメオリジナル演出が随所にちりばめられていてところどころ良い意味でビックリさせられた廻だった。作画も全体的にキレイ。
思わずWikiにまとめて頂いているスタッフさん確認した。確かに今回の脚本・絵コンテ・演出は全て初のお方だった。

たまお初登場。お声が全然変わってなくて可愛かった~!


以下、順に感想。

冒頭、小山田家をきっちりアニメ化してくれて嬉しかったwwwまんの子めちゃくちゃ可愛いじゃないかwwwお声もかわいいwwww
まん太自身が原作よりも大きめだからか、まん太パパもデカッって思ってしまった。そして顔が超シブい上にイケボすぎて爆笑した(笑)

葉の病室を見つけるとき、ペットボトル(またメロンイエロウw)を素振りしながら振り向く、という演出、描き方として思わず「うまっ」と思ってしまった。
葉の部屋が正面じゃなくて横向きになっているのも、確かにその方が自然に顔見えなくていいかも~と納得。原作の改変が上手い。

葉の口調がほぼ棒読みなのも、勢いに任せて「帰れ!」と叫ぶところも、無理してる感じがあって演技が素晴らしい。叫ぶオリジナル演出非常に良い。

なんかちょびっと生えてるし!?のくだり入れてくれてありがとうw笑ったw


まん太の「やりたいことが何もない」「葉くんのところに逃げていた」という気持ち、すごく共感できる悩みなので丁寧に描いてくれて嬉しかった。そんなまん太の悩みに対する竜さんの「好きな気持ちに訳はいらない、いたいと思う場所にいればいい」これがすごく刺さった。
この一連の流れ、原作を上手に再構成してくれたおかげで、私にとってはとても分かり易く人生のアドバイスをもらえた。

「やりたいことがあるから選んでここにいる」と、
「やりたくないことから逃げてきてここにいる」というものって、
そんなはっきり区別できるものではない、と思う。
例えば進路や就職先を選ぶとき「やりたいこと」を選ぶのか「やりたくないこと」を排除した消去法で選ぶのか、でもそれは結果としてどちらも同じだったりして。
ネガティブに言えば「逃げ」、ポジティブに言えば「選んだ」。
竜さんはまん太に、ネガティブではなくポジティブに「自分で選んだ」と捉えろと教えてくれている。消去法で選んだとしても、言い方を変えれば「他のどれよりも一番好みだった」ということだから。
どんなに小さくても、必ずそこには「好き」という気持ちがあるのだから、それにもっと自身を持って「自分で選んだ」と思えばいい、と教えてくれた。

それでもやっぱり、「自分の好き」に自信を持てないまん太に対し、やりたいことなんて「カッコいいから」というシンプルな理由で選べばいいんだよ、というアドバイス。これも刺さった…そっか、シンプルでいいのか、と肩の荷がスッと下りて自信が湧いてくる。

私、実は原作のSAのくだりは、うまく受け止められなくて苦手だった。「それって嫌な場所から逃げてるだけでは?」とすら思っていた。でも今回「好きな気持ちに訳はいらない」という台詞だけピックアップして言ってくれたおかげで、やっとその意味がわかった。

この会話をこの流れにしてくれたおかげで、分かり易い上に原作の教えを十二分に伝えてくれて、短い時間なのにめちゃくちゃ心に刺さった。再構成の形として素晴らしすぎて驚愕するほど。


ところで、竜さんの読んでいた雑誌、爆笑なんですが…まん太パパBIGMAN(笑


そしてたまお。かーわーいーいー。ポンチコンチは霊のくせになんで竜さんとまん太に触れるんだろうか(笑
たまおが単純に「頑張ってる女の子」という印象でなんか可愛かった。
しかしそのあとのアンナは明らかにたまおを牽制しているというか嫌っているというか(笑)でも、正直その方が自然でかわいいなと思った。大人顔負けの愛を語る秀才美人ではなく、怒るし不安になるし嫉妬もする、年相応のただの女の子、という感じがしてより愛おしいのだよな、令和のアンナさん。
まぁ真面目に考えればこのキャラ設定で2人が不仲になるのはしゃーないので…これから更に葉くんとアンナさんは熟年感が増していき、たまおは2人の純粋なファンとなっていくので、アンナとたまおの修羅場はどんどんほぐれていくのでしょう。これからだんだん仲良くなって、家族になってくれればよい。それに、そもそもこの時点でアンナとたまおってそんなに会話もしたこと無さそうだし…。
しかし、この2人の間にいる男が葉くんで良かったなぁ。君がどっしりしてるから安心だよ。少しでもうろたえたりブレたりしたら、この2人の女の子振り回されますからね。

そんな感じで前廻に引き続き、不安にもなるし嫉妬もするし心配もする不安定な女の子のアンナさんだったけど、ヨミの穴から出てきた葉くんがあまりにもユルくて、頼もしくて、見ていて安心してしまった。
前廻の「離れていくのね」から、葉とアンナの仲に亀裂が入っているのでは、葉くんフォローしてあげなくて大丈夫なんだろうかとハラハラしていたけど、不安定なアンナさんのそばにユル―い旦那が帰ってきたことで、そこにいるだけでアンナを安心させてくれる頼もしさがあって。
そこにいるだけで「大丈夫だよアンナ」と言われているようなもんなんだろうな、と見ているだけでわかってしまった。そんな夫婦が愛おしい。


今廻、最もビックリしたのは、ヨミの穴の中の葉くんを描いてくれたこと。そこは原作で意地でも描かれなかったところで…なんか、葉くんの心の淵を除かせてくれた気がして、いやビックリした…!!!嬉しかった!!
尺が短いのでどうしても葉くんが簡単に強くなってしまったように見えるけど、上のカット入れてくれたおかげで、来週の台詞にかなり説得力が出てくるのでは、と思う。
とにかく今週は「進化」。新しいオーバーソウル、相変わらず炎感あってカッコいい!!最後、進化した葉にアンナとまん太が歩み寄る画、4人が一つの画面に映ってて好き。ブロマイド欲しい。

最後の蓮、作画が良いな!!そして素振りで蝋燭の火を消すオリジナル演出、これもまた颯爽としていてカッコいい!!
ところでだが、蓮は原作では潤姉さんに敬語使っていないという事実に今更気付いた。今までの話で「なんかおかしいな?ミスかな?」とすら思っていたが、原作通りだったのね。
原作何度も何度も読んでいるはずなのに、やっぱり私の頭の奥では、シャーマンキングの初コンタクトであった旧アニメイメージが強いらしい。だからずっと敬語使ってるもんだと思ってたよ。


次廻、タイトルがまた「VS」なのか(笑)
初期(予選編)が終わるまであと数えるほどしかない…というところまで来たので、前アニメ化されなかった後半部分が近づいてきて、緊張がだんだん大きくなっていく…どんどんドキドキしていく…。
今までのアニメに大満足なので、恐怖はない。期待しかない。それでもすごく緊張してしまうのは、私の中でシャーマンキングという存在が驚異的なものであるからで、もはやどうしようもない(笑。

とりあえず、次廻は葉くんの魅力全開だろうから、楽しみであることは間違いない。

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