財務指標の覚え方①
「左にあるものが分母、右にあるものが分子」の法則
この法則を使えば簡単に覚えられます。例えば、総資本経常利益率は、分母が総資本、分子が経常利益、です。「総資本」と「経常利益」の2つの要素を使うんだなってわかりやすいですよね。
しかし、この法則が素直に使えない指標がたくさんあります。そのため、私の覚え方は、「左にあるものが分母、右にあるものが分子」無理やりに落とし込むということです。
要素が1個だけの指標について紹介します
次の5個の指標についてです。「流動負債比率」、「負債比率」、「固定負債比率」、「固定比率」「自己資本比率」です。
覚え方
「左にはなにもない(白)がある」と考えます。
例えば、「流動負債比率」の流動負債の左には財務項目がわかるものがありません。何もないということは空白があります。「白」といえば、「自」に似てます。つまり、左になにもないものは自己資本があるということです。この理屈は、「負債比率」「固定負債比率」「固定比率」でも同じく使えます。
自己資本比率の場合
この法則を使うと、「自己資本比率」に困ると思いますが大丈夫です。「自己資本比率」にはすでに白(自己資本)があり、左にはなにもありません。もっと白いものがきます。もっと白いといえば、「総白髪」です。「総」と言えば、「総資本」です。つまり、自己資本の左にはもっと白い総資本が来ます。
最後に
無理やりですけど、勉強ってこんなもんです。理論的なところを考えたり、覚えたりも大事ですけど、基本的なことを覚えられないと始まらないことも多々あります。なので、連想ゲームみたいにして覚えるのって有用かなって思います。
私なりにしっくりきた覚え方を紹介しましたが、みなさんなりのしっくりくる覚え方を考えてみてもいいですね。今後も財務指標の覚え方を紹介してみようと思います。
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