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観劇感想:ライオンキング(劇団四季)

私はディズニーとジブリ作品をよく見る家庭で育った。だからライオンキングもこどもの頃からよく見ている。とりわけ私は動物が大好きなこどもだったので、シンバやナラの中に混じりたくて仕方がなかった。

そんなライオンキング。どうやって劇の形で表現するのか、私にはまったく思いつかない。好きなシーンいっぱいあるけど、劇にするの難しそう。そもそも動物を人間が演じるってどうなるの?すごく楽しみに観に行った。

すごく良かった。冒頭のサークルオブライフでがっちりハートを掴まれる。見るべき箇所が多すぎて、終始目がぎょろぎょろしてしまう。一度の観劇ではとてもすべてを見ることはできない。初めのシーンだけでもう「これはまた観に来なきゃ」と思う。

私がいちばん衝撃を受けたシーンは、崖からヌーが暴走する場面だ。ここのヌーをどう表現するのかが一番分からなかったのだが、すごい…。ヌーがどんどん迫ってくる臨場感。
舞台装置ってここまで進んでいるのか!と感激した。劇団四季専用の劇場であることが大きいんだろうな。すごいなあ。劇で表現したい内容によって機材を変更する工事など行うのだろうか。「よりよい表現すること」をとことん突き詰めているプロフェッショナルだなあと思う。

ちなみに、私が一番好きなシーンは、劇の後半シンバがプライドランドに戻る決意をした事を、ナラ・ティモン・プンバァに伝えるラフィキである。ここ、好きな人とても多いんじゃないかな。ラフィキがとても面白くていいキャラクターなんだよね。

また、観たいなあ。もっと早く観たらよかった。そして違う県の劇場でも観たいなあ。いつか必ず。

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