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五十幡は塁に出たら必ず帰ってくるのか

五十幡くんの習性

また五十幡くんの話か、お前の推しは伊藤くんではないのか、と思う人もいるかもしれません。伊藤くん推しです(でも五十幡くんも好きです)。
毎年応募している「文春野球フレッシュオールスター」に、伊藤大海関係のコラムを出そうとしているため、意図的に伊藤くんの記事をここに載せていないだけです(応募は未発表のものに限るため)。

さて、本題です。ファームの頃から五十幡くんを見ていますが、彼は塁に出たらいつのまにか二塁にいて、いつのまにか三塁まで進んで、あっという間にホームに帰ってくるという習性(習性?)を持っています。

「息をするように進塁」
「三塁が定位置」
「送りバントの必要ないのでは?」
「五十幡くんは単打で一点入る」

などとTwitterで呟いているのですが、その中で自分で言いながら「ほんとにそうなのかな?」と気になったのが
「五十幡くんが塁に出たら必ずホームに帰ってくるね」
ということ。いや、もちろん残塁している場面も何度も見ていたので「必ず」なわけはないのですが、それでも塁に出たら二塁や三塁まで進んで、ヒットが出なくても犠牲フライや内野ゴロで一点を取る場面だって何度も見た記憶があります。

塁に出たら生還する確率は

実際に調べてみました。
ヒット、四球だけでなく、内野ゴロで先のランナーがアウトになって五十幡くんが一塁というケースや代走で出たケースも含めて、五十幡くんが塁に出たらどのくらいの割合でホームに帰ってくるのか。

塁に出た回数が22回
うちホームに帰ってきたのは11回
(※ホームラン1本を含む)

5割です。2回に1回生還します。
そして交流戦(6月7日現在8試合にスタメン出場)に絞ると

塁に出た回数が11回
うちホームに帰ってきたのは8回

70%以上の確率で塁に出たら生還しています。塁に出たらだいたい生還するって感覚でしょうか。ちなみに帰ってこれなかった3回とも2塁まで進んでました。
特に交流戦以降で顕著なのが、初回に先頭バッターとして出塁し、そのまま生還するパターン。

初回に先頭バッターとして出塁したのが4回
うちホームに帰ってきたのが4回

100%です。
交流戦前を含めても5回に4回はホームに帰ってきています。ものすごい高確率。
そして、このホーム生還ですが、4回中3回は先頭の五十幡くんのヒットのみで帰ってくるパターンでした。
ヒットで出た五十幡くんが、盗塁、送りバント、犠牲フライ、内野ゴロなどで進塁し、最終的にファーストゴロ、セカンドゴロ、サードゴロでホームに帰ってきているという、相手チームの目線でみると本当に勘弁してほしい先制パターンが作られているのです。
先に書いた通り、8試合で初回先頭バッター出塁は4回。5割です。2試合に1度は初回に点を入れているということです。

それなら毎試合スタメンで出せばいい?

そんなふうに思う人もいるかと思います。
でも待って。まだ五十幡くんはルーキーです。一年間通して戦うというプロのシーズンは初体験。
毎試合出して疲労を蓄積して、ケガをしてしまっては元も子もありません。
そもそもキャンプ初日で肉離れで離脱したのは忘れてませんよ。無理しちゃダメです。西武のルーキー若林くんのケガも、そう思わせる一因になっています。

本来であれば(ケガ明けということもあり)まずはじっくりとファームで土台を作って、オリンピック後くらいに一軍に上がって腕試しを…なんて想定だったかもしれません。
それがコロナ特例の代替選手としてゴールデンウィーク明けに急遽昇格。そしてそのまま1ヶ月が経過したところです。
濃厚接触者として離脱していた浅間くんが戻ってきてからは、五十幡くんも休み休みスタメンに起用されています。
たぶん今はそれでいいのではないかと思うのです。

スタメンで出た時は、先頭バッターでの出塁に期待しましょう。そしたら1点入ります。

さて、今日の試合はスタメンでしょうか。それともベンチスタートでしょうか。スタメン発表が楽しみです

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