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自販機で当たりが出たので、自販機の歴史をざっくりと調べてみた

おはようございます。
まほです。

先日の夜1時ごろ、寝たいのに眠くないという矛盾に苦しめられ、
何となく近所の自販機へ飲み物を買いに行きました。

いつも出勤する時に買っている、100円のやすい缶コーヒーを買うと
自販機から「ピー」という、故障したかのような音が...。

それで、飲み物を拾いだしたタイミングで
ふと、前を向いてみると。

『1111』

ゾロ目で、もう一本無料になりました。
純粋に嬉しい。

今日は、この嬉しさの反動で
自販機の歴史について調べたので、ここにまとめておこうかと思います。

自販機のことが気になって、夜も眠れない。
そんな変な人に向けた、変な記事です。

え、自販機ってそんな昔からあったんです?

まずは、この地球で1番古い自動販売機について調べてみました。

すると、エジプトの地中海沿岸にある都市『アレクサンドリア』出身の
哲学者 兼 数学者『ヘロン』さんが著書に記述している、

【聖水販売機】

が、世界最古の自動販売機だとされています。

「聖水って何ですの?」となりましたが、
どうやら宗教的儀式に用いられる水のことらしく

当時の自販機は、今のような一般大衆向けのものではなく
神殿内に設置された、限られた人しか使えないものだったようですね。

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聖水自販機の図(アメリカ議会図書館より)

因みに仕組みとしては、5ドラクマ硬貨と言われる
聞き馴染みのない効果を装置に入れると

その効果が受け皿に乗っかり、受け皿につながっている
聖水の入ったコップが傾いて水が出る仕組みだったようです。

日本の自販機の始まり

では、私たちの国『日本』における自販機の歴史はどうなのでしょうか。

日本の自販機の歴史は、1890年(明治23年)に
2件の特許が承認されたことにはじまります。

① 小野秀三さん による自動販売機の特許(特許第848号)
② 俵谷高七さん による自動販売機の特許(特許第964号)

この中でも、俵谷高七さんの製作した自販機は、
『第3回内国勧業博覧会』という

政府が国内の産業発展促進と魅力ある輸出品目育成を目的に開催していた
大きな博覧会に出品されました。

因みに、そんな日本最古の自販機は、煙草の自販機だったそうです。

日本における自販機の広がり

明治時代には様々な自動販売機が製作されたようですが、
実験的なものが多く、生活に根付くことはなかったようです。

その後、約60年ほどの年月を経た昭和40年代、
自動販売機は急速に普及していくこととなります。

急速な普及の背景には、昭和42年に『100円』『50円』の
新硬貨が発行されたことや

国鉄(現 JR)が都市部の近距離乗車券の販売において、
自動券売機の導入に踏み切ったことなどが考えられるようです。

自動販売機(券売機)の普及は、
実はじわりじわりと、時代の変化に合わせて広がっていったようですね。

自販機の現在

そして、日本全国の自動販売機設置台数は、
平成12年には『560万台』でピークを迎えることになります。

それ以降は台数の減少が続き、
平成12年には、8兆円あった自販機からの売上も
平成20年には、5兆7,000億円へと減少したようです。

コンビニなどの台頭が
自販機が減っていく1つの原因と考えられています。

新しい時代で必要とされるものもあれば、
新しい時代に置いていかれるものもある。

それは、サイクルのようにくるくる回っていくのだなあ、と
今回の調査でわかりました。

当たり機能付きの自動販売機、
生きてる中で、あと何回当たりをもらえるんだろう。

そんなことを考えながら、
今日からも朝から、100円の缶コーヒーを買うのでした。

おしまい。

※ 因みに、自販機の当たりが出る確率は最大で2%とされていて
 意外にも確率高いなあ、と感じました。

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