鳥は空を飛んでいる。 それは今も昔も変わらないことだ。 祖母は「子どもの頃は貧しい時代だったけど、兄弟姉妹皆連れ立って、鳥がねぐらに向かって隊列をなして飛んで行くのを見上げたものです。」と言った。 今の私たちは鳥が飛んでいる空を見上げることがあるだろうか。 あまりにも多くのものに囲まれているから、気付けないこともあるのだろう。
生きていれば人も環境も移り変わってゆく。 変わらないものなど存在しないのではないか。 だから私は何も信用できない。 現実を突き付けられる。すごく悲しい。 だけど、今というこの瞬間は信じられる。 自分が信じたいものを信じる。 そうすると、心も軽くなる。 真っ当にここまで生きてきたなら、 今まで選んできた道は何も間違っていない。 全て今の自分を形成するために必要だった経験。 めぐり逢うべき人と出逢っている。 そして、未来は自分で切り拓くもの。 幸せは自分で掴むもの。 瞬きを
汗ばんだ私の体を夜風が冷やす 鼻の先まで香る秋 蜃気楼にこの身を預けていないまま 私の青春はどこかへ行ってしまうのか もう少しだけここにとどまっていて欲しい 痛くてしつこい温度が もう少しだけ纏わりついていて欲しい
彼氏だから一緒にいる、 そんな単純なことではない。 ずっと一緒にいたい人があなた。 あなたという存在を言葉では表しきれない。 もし、あなたがいない世界だったら、 どんなに美味しいものを食べても、 どんなに美しい景色を見ても、 私は何も感じないと思う。
誰のせいでもないのに、 誰にも迷惑をかけないために 楽しみにしていたことを 中止しなければならない。 何にも期待しない日々。 人は楽しみのために 生きているようなものなのに。 人とのふれあいがない今は 生きていても味気ない。 おいしいと感じないご飯を食べてまで 私はどうして生き延びようとしているのだろう。 安心して人と会えて、おしゃべりしながら 美味しいご飯が食べられるならそれでいい。 当たり前すぎる日々は当たり前ではなかった。 人との関わりが自分にとって すごく大
おそらく、 ビッグバンが起こって、宇宙が誕生して、 太陽が生まれて、惑星が生まれて、 太陽系となって、地球に生命が誕生して、 人間の技術で様々なものが創られて、 私が生まれて、出会いと別れがあって、 地球に生まれた人全員がかけがえのない存在で、今まで起きたこと全て奇跡の連続だと思うと 本当に本当に感動する。 地球が生み出すアート一つひとつが 愛おしくてたまらない。 空はどんな時でも私たちを見守ってくれている。 空は時間と共に色が変わる。 夜になるとキラキラ輝く星が見える
老いること、死ぬことがとても怖い。 自分が不老不死の人間だったら どんなにいいだろうと思うこともある。 そんな私がある言葉を聞いて 気付いたことがある。 人は老いて、死ぬからこそ、 完璧でないからこそ、美しく尊い存在であり、 今を大切に生きることができる。 老いる分知識や経験を得ることができる。 皺が増えていく自分に誇りを持てるくらい 歳を重ねることを楽しみたいと思った。 人生はたった一度きりだから。