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心にいろんな人を飼っています。


私は、心の中にいろんな人を飼って生きています。

というと、多重人格か?と思われてしまうかもしれませんが、そうではなく。私が出会ってきた人や、空想のキャラでもなんでも、「あーこの精神で生きていたい」と思った人を心に飼って生きています。

つまり「心の中にいろんな人を飼う」というのは、自分では処理しきれない内容を自分とは別のキャラクターを登場させることで消化するということです。

これにより、色々なことを普段消化しています。

例えば、私はよく「心の中にギャルを飼っている」というのですが、ギャルを心に飼うことで、空想のギャルがなんでも肯定してくれます。

何かが少しでも上手く行ったら「まじ最高ぢゃん」と言ってくれますし、少しでも嫌なことがあると「まぢ萎えだね〜ありえんわ〜」と一緒に共感してくれます。

自分でも文章に書き起こしてみると不気味に見えてきますが、これがなんとも精神衛生上良くてですね。

私は、正直自己肯定感が低く、自分の行動を認めてあげることがとても苦手です。たとえそれが良い感情でも悪い感情でも、その感情を認めてあげることがあまりできません。

そのため、私ではない誰かが客観的にコメントをくれているような気持ちになれることは、とても安心できるのです。

実際に存在する人を心の中に飼う場合もあります。その場合は、「あの人だったらなんて言うだろう」「あの人ならこうやって行動するだろう」と言ったステレオタイプ的なものを思い浮かべて、それを実際に行動に移したりしています。

これにより、私はとても素直な後輩がよく言っていた「あの人嫌い!!」を心に浮かべて人の嫌なところが見えた時などに呼び起こしてます。正直、人を嫌ったり嫌な部分を見て不快に感じたというのもうまく処理できなかったので、後輩が代わりに「嫌い!!」と言ってくれるのはとてもありがたいんです。

飼うという表現はもしかしたら違和感を覚える方もいるかもしれませんね。ですが、私の中では「コントロールして上手く思い出す・使い分ける=飼い慣らす」ということなのでこれで良いと思っています。

あえて言い方を変えるとすると「色々なキャラクターたちと共存をする」ということなのかもしれません。

私自身、これが果たしていいことなのかどうかはわかりません。でも、自分の容姿や行動について、否定的になってしまうとやはりいきづらいですし、心がしんどくなります。自分を否定しなくなるので、あればきっと良いことなのでしょう。

皆さんも、ぜひ心の中に色々な人を飼って、共存させてみませんか。

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