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素敵な贈り物


貯金のためお世話になった職場とももうすぐお別れ。

時々休憩の時に話していたお隣の班長さん?、
よく気にかけてもらっていたので会えた時に退職する事を伝えた翌週。

"贈り物があるから"と写真の紙袋を持ってきてくれた。
中身を開けると素敵な時計が。
とても驚いた。

以前、同じようなタイミングで時計をいただいた事を思い出した。
次のステージへ向け進み出そうという時、私の元には素敵な時計がやってくるようだ。

初めてもらった時計は1年半ほど前から止まってしまっていて、電池を交換しにいかなければと思いつつ、いつの間にか日々が過ぎていった。

思えばあの時から今まで、苦しい事が多くあった。
死にたいとまでは思わないが、生きていたいとも思わない、まるで止まった時計のように電池の無い無気力な時間だった。

長いことかかっているが、気持ちは安定を取り戻しつつある。
とはいえ一度経験してしまったあの感覚はいつだって直ぐそこで、
きっとずっと隙を探しているのだと思う。

それでも今ここからはこの素敵な贈り物と共に素敵な時間が流れていく予感がしている。


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