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【告知】『AIエージェント』に特化した生成AIの書籍を12/16より発売します!

去る11月はOpenAIのGPTsの発表や、Microsoft Ignite 2023でのナデラCEOによる"We are Copilot Company"発言から、ユーザーのニーズからAIが自律的にタスクをこなしてくれる「エージェント体験」が話題になりました。

この「エージェント体験」を支える技術が、AIエージェントです。

本書ではこのAIエージェントに注目し、AIエージェントはどのように業務の体験を変えていくのか、その仕組みはどのように実現されているのかをまとめています。

推薦は、早くよりエージェント指向を提唱されている三宅先生に頂くことができました。ありがとうございました!

本書の構成

本書の構成は以下の通りです。

  • 第1章 あなたの仕事がAIエージェントで変わる

  • 第2章 AIエージェントとは何か

  • 第3章 AIエージェントの仕組み

  • 第4章 AIエージェントを体験する

  • おまけ 参考論文一覧とその一言メモ

前提として・・・

こちらは一般向けのビジネス書カテゴリでの出版であり、専門書ではありません。

そのため、特に仕組みの部分では数式や難しめな単語は全カットとなっており・・・結果として一般の方には読みやすい内容になっています。

濃いめの実装の内容について期待してくださっていた方にはスミマセン!
そちらの方は専門書にて、何卒。

第1章 あなたの仕事がAIエージェントで変わる

第1章は導入として、AIエージェントの具体的に話に入る前に、AIエージェントが私たちの業務をどう変えるのか、協働のポイントとは何かについて記しています。

  • 新人不要,AIエージェントが研修なしで即戦力になる

  • 人間と同じ仕事の進め方をするAIエージェント

  • 自社データベースとの接続によって生まれる競争力

  • AIエージェントと人間との協働

  • AIエージェント以降の人間の役割

第2章 AIエージェントとは何か

第2章から具体的にAIエージェントの中身に入っていきます。

なぜ大規模言語モデルをベースとしたAIエージェントに注目が集まったのかを皮切りに、AIエージェントブームの火付け役であるAutoGPT、BabyAGIについて考察し、更にAIエージェント同士の協働の可能性を見せた社会シミュレーション「Generative Agents」やAIエージェントが協働してソフトウェア開発を行う「ChatDev」について紹介しています。

第3章 AIエージェントの仕組み

第3章がある意味、この書籍の本編です!

「大規模言語モデルをベースとした自律エージェントに関する調査」論文で、AIエージェントの特性を整理するにあたって切り口として採用されていた4つの要素、「個性(Profile)」「記憶(Memory)」「計画(Planning)」「行動(Action)」をベースに、AIエージェントの構成要素についてまとめています。

書籍中はこんな感じで図解しております

具体的な内容は、以下の見出しの通りです。

●AIエージェントを構成する4つの要素
個性(Profile)
記憶(Memory)
計画(Planning)
行動(Action)

●それぞれの要素はどのように相互作用するのか
「個性(Profile)」と「記憶(Memory)」の相互作用
「記憶(Memory)」と「計画(Planning)」の相互作用
「計画(Planning)」と「行動(Action)」の相互作用
「行動(Action)」と「個性(Profile)」の相互作用

●個性(Profile):AIエージェントのキャラ付け
個性を決める3つの観点:「属性」「性格」「社会的立場」
「個性(Profile)」を定義づけるためのアプローチ
「個性(Profile)」のバリエーションをビジネスの意思決定に活用する

●記憶(Memory):AIエージェントの頭の中
人間の記憶プロセスからのインスピレーション
AIエージェントに文脈を与える短期記憶
AIエージェントの行動の質を高める長期記憶
リレーショナルデータベースをデータベース記憶として活用する
意味による検索を可能にするベクトルデータベース

●計画(Planning):AIエージェントの戦略的思考
「思考」と「行動」を組み合わせるReAct(①)
プロンプトによるタスク分解(②)
リフレクションとタスク分解を組み合わせて計画を続けるAutoGPTの例(①+②)

●行動(Action):AIエージェントの道具箱
BabyAGIで利用できるスキル
AutoGPTで利用できるコマンド
AIエージェントが呼び出せる行動によって可能性が広がる
エージェントがエージェントを呼び出す

第3章は書こうと思えば永遠に書いていられるテーマでしたが・・・紙面や読みやすさの関係でカットした部分も多々あります。

ただ、これからAIエージェントを開発していこう!と考えている方や、AITuberのようなエージェントを開発している方にも刺さる内容になっているんじゃないかなと、個人的には思っています。

実装の話ではないのですが、AITuberの紹介もしていたりします。AITuber好きです。

第4章 AIエージェントを体験する

第4章は「で、実際のプロダクトってどんな感じなの?」ということで、『Cognosys』と『aomni』を紹介させて頂いています。

ただ、執筆中にどんどんUIが変わっていくという悲劇もあって、書籍に載せている姿と現在のプロダクトの姿にはかなり違いがあったりもします。

そういうわけで、手を動かさなくてもプロダクトを追体験できるオトクな章として掲載しております。

・・・

以上が本書の詳細なご紹介でした。

まさに今ブームとして立ち上がっているAIエージェントについて、このタイミングでまとめ上げた書籍を出版できることになり、とても嬉しく思っております。

発売は来週、12月16日です。
ぜひ今年の振り返りと共に、お手元に置いて頂ければ幸いです。

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