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LangChain記事まとめ

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大規模言語モデル(LLMs)を便利に扱えるライブラリLangChainに関する記事をまとめました。
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#ChatGPT

第8回LangChainもくもく会開催レポート!第9回は8/2(水)開催予定

先日7月6日(木)は第8回LangChainもくもく会の日でした。いつもみなさまお集まりいただき、ありがとうございます! 次回は8月2日(水)20時スタートで開催予定ですので、ご都合のつく方はぜひご参加くださいませ。7月7日現在で既に16名のお申し込みを頂いており、ありがたい限りです! 前回のトピックふりかえりopenai_function_call - Pydantic is all you need いきなりLangChainの話ではないですが、面白いライブラリとし

第7回LangChainもくもく会開催レポート!第8回は7/6(木)開催予定

先日6/21(水)は第7回LangChainもくもく会の日でした。いつもみなさまお集まり頂きありがとうございます! 第8回は7/6(木)20:00スタートで開催予定ですので、ご都合のつく方は是非ご参加くださいませ。 前回のトピックふりかえりというわけで恒例のふりかえりです。毎回もくもく会当日に投稿しているLangChain差分まとめを参考にしつつ進行しております。 qdrantってどう? v0.0.194(2023.06.08)でqdrantベクターストアの検索に対応

LangChainのv0.0.192からv0.0.207までの差分を整理(もくもく会向け)

本日は第7回目のLangChainもくもく会です! function callingが登場したのもあって差分を読むアクティビティも盛り上がりそうです。ドタ参OKですので、ぜひお気軽にご参加ください。 それでは恒例の差分整理、行ってみましょう〜。 v0.0.192 (2023.06.07)v0.0.193 (2023.06.07)v0.0.194 (2023.06.08)v0.0.195 (2023.06.10)新しい機能の追加 ・AWS Kendra Index Ret

ChatGPTのようなチャットアプリを高速で開発できるライブラリ"Chainlit"で作ったアプリをFly.ioにデプロイする

ChainlitはChatGPTのようなチャットアプリをPythonで開発するためのライブラリです。 UI部分についてはChainlit側で実装してくれているので、チャットボットのロジックを実装するだけでチャットアプリを作成することができます。 LLM系の便利ライブラリはほとんどPythonのライブラリとして提供されているので、Pythonだけで完結するのはとても助かりますよね。LangChainとのインテグレーションが強みで、Agentの出力などもチャットUIで表示でき

第6回LangChainもくもく会開催レポート!第7回は6/21(水)開催予定

先日6/7(水)は第6回LangChainもくもく会の日でした! おかげさまで前回は定員50名という枠でMAX50名お申し込みを頂いており、LangChainへの期待の高まりの強さを感じられます。 とはいえ、もくもく会自体はLangChain自体の話よりは、LangChainの更新履歴を肴にしながらLLM周辺の話を楽しむ感じで進行しています。投資が一気にAI方面に流れているからか、海外を中心に新しいベクトル検索DBやLLMホスティングサービスがガンガン立ち上がっている中で

LangChainのv0.0.179からv0.0.191までの差分を整理(もくもく会向け)

本日は第6回目のLangChainもくもく会です! 前回5月24日に実施した回から本日までのLangChainの差分について整理しました。ドタ参OKですので、ぜひお気軽にご参加くださいー。 v0.0.179 (2023.05.24)v0.0.180 (2023.05.25)v0.0.181 (2023.05.27)新機能の追加 ・OpenAI API用のプロキシ指定オプションを追加 by @ymaurer ・C Transformers for GGML Modelsを追加

もっとguidanceらしいプロンプトを書いてみる

次のLangChainもくもく会では、LangChainと言いつつguidanceを中心に扱ってみようということにしているので、できるだけguidanceを使った実装を試みている今日この頃です。 ちなみに次のLangChainもくもく会は6/7(水)20:00からを予定していますので、ご予定合う方はぜひご参加ください。 さて、guidanceらしいプロンプトって何?って感じなのですが、以前こんなことをツイートしていました。 LangChainの例で言うと、例えばConv

【後編】LangChainによるGenerative Agents実装まとめ

前編はコチラ↓ 前回に引き続きGenerative Agentsです。今回はこちらのドキュメントの内容を中心に見ていきます。 ちなみにまだデモを見たことがない方はぜひデモをご覧下さい。 GenerativeAgentクラスの概要この実装で中心的な役割を果たしているのがGenerativeAgentクラスです。 class GenerativeAgent(BaseModel):    """A character with memory and innate chara

【前編】LangChainによるGenerative Agents実装まとめ

先週、LLM(GPT-3.5)によって固有の性格や属性を持たせた25人のAIエージェントによる小規模社会シミュレーションの実現を試みたGenerative Agents論文が話題になりました。 論文そのものの内容についてはteftefさんの以下の記事に詳しいため、あわせてご参考ください。 で、この論文内にあるリフレクションを踏まえた長時間記憶の実装のアイデアはかなり役に立ちそうだよね、というところで前回のLangChainもくもく会でも話題になっていたのですが、昨晩早速L

第2回LangChainもくもく会開催レポート!第3回は4/28(金)開催予定

第1回に引き続き開催された第2回LangChainもくもく会。今回はconnpassでの参加登録者78名という前回から倍以上の規模での開催になりました。みなさま、ご参加ありがとうございました! 前回と同様、もくもく会場ではLangChainを肴にしたトークが繰り広げられておりまして、前半はnpakaさんと最近気になる話題のキャッチアップ、後半は「本をChatGPTで読むアレ、具体的にどう実装しているの?」ということで、実際にエディタ画面を共有しながらコードを説明する、みたい

LangChainで対話型ロールプレイモデルCAMELを試す

「CAMEL(Communicative Agents for “Mind” Exploration of Large Scale Language Model Society)」という、言語モデル同士が対話を通して複雑なタスクを遂行していくエージェントモデルのモデル実装がLangChainのドキュメントに追加されていたので試してみました。 CAMELの問題意識は会話やチャットに基づく言語モデルの急速な進歩によって複雑なタスクをコンピューターが遂行できるようになったものの、

LangChainのプルリクエスト一覧からChatGPTに今後のライブラリの進化の方向性を分析してもらってみた

みんな大好きLangChainですが、イシューの数もプルリクエストの数も凄まじいものがあります。流石、勢いのあるライブラリ。 毎日ガンガンバージョンが上がって面白いなーと思う訳ですが、今後どんなアップデートがあるのかも何となく想定したいなと思うことがあります。 そんなわけで、プルリクのタイトル一覧を抜き出して雑にChatGPTに分析してもらったら何となくのライブラリの方向性が分かるのではないかと思い、試してみました。 プルリクエストの一覧を抜き出すまずはプルリクエストの

@mah_labが3月につくったモノのまとめ

3月はGPT-3.5(ChatGPT) APIの登場で一気に界隈が盛り上がりましたね! 私も祭りに乗じていろいろなものを作ってアップし続けていたので、3月のふりかえりとしてまとめてみました。 GPT-3.5(ChatGPT) API関連テキストデータ変換 GPTの代表的な用途としてテキスト要約がありますが、LlamaIndexのようなライブラリを活用した精度の高いテキスト要約が注目を集めていました。 ただ、要約タスクで言えばLlamaIndexを使うよりシンプルにma

OSSベクトルDBのChromaを使ってQ&AボットをLangChainで作成する

新興で勢いのあるベクトルDBにChromaというOSSがあり、オンメモリのベクトルDBとして気軽に試せます。 LangChainやLlamaIndexとのインテグレーションがウリのOSSですが、今回は単純にベクトルDBとして使う感じで試してみました。 データをChromaに登録する今回はLangChainのドキュメントをChromaに登録し、LangChainのQ&Aができるようなボットを作成しようと思います。 しかしLangChainのドキュメントはほとんどがJupy