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新ロン2、天鳳民、連盟プロ

帝国の興亡、この一戦にあり。
細かいことはどうでもいい。連盟プロも天鳳民も参入障壁がない武闘会場で、時間も打数も無制限の長期戦をやったら、その最高段位に一番最初に到達するのはどこの誰なのか。それをはっきりさせられる初めての舞台がついに整う。これはそういう話だ。

(以下は全部冗談です)

日本プロ麻雀連盟の公式ネット麻雀、ロン2がリニューアルされ、4月14日から稼働する。天鳳角田氏の指揮のもとリニューアルされたそれは、旧ロン2とほぼ別物、UIも牌グラもテンポも天鳳そのものだ。すなわち、打数を重ねる場合、世界一快適なネット麻雀の二号機といっていい。

もっとも著名なネット麻雀といえば天鳳だ。
もっとも著名な麻雀プロ団体といえば日本プロ麻雀連盟だ。
だがこれまで、天鳳位+連盟プロという短期戦が開催された程度で、両者が積極的に交わることはなかった。

だが、今度は違う。新ロン2には、連盟プロは当然参加するし、UIも牌グラも天鳳なのだから、天鳳民の参入障壁もほぼ無い。

正直に言って、俺の雀力では連盟プロのトップと天鳳民のトップのどちらが強いかなんてまったくわからない。というか、そもそも誰がトップなのかもわからない。短期決戦の結果を見せられても、やっぱりそれはわからなかった(但し、短期決戦での強さもあると思う)。
でも、今回の舞台は、時間も打数も無制限の舞台だ。連盟プロも天鳳民も参入障壁がない武闘会場で、無制限の長期戦をやったら、その最高段位に一番最初に到達するのはどこの誰なんだ、しのごの言わずに長期戦で一番つえー奴はどこの誰なんだ。それををはっきりさせられる初めての舞台だ。

ここで、ネット麻雀とリアル麻雀では、拾える視覚情報の種類と量が違うから、あるいは、不特定多数との勝負になるから別物だみたいな意見はナンセンスだ。多くの要素は共通するし、なにより、多少の違いがあるとしても、連盟プロは数百人からいるのだ。それだけの数のプロがいながら、全員ごぼう抜きされて、天鳳民なり他団体のプロなりに初代の最高段位を持っていかれるというのは、やはり絶対にやってない。自団体にリングを設置した以上、連盟プロの誰かが、才能なり根性なりを見せて、何が何でも初代の最高段位にならねばらない。そう、これは、日本プロ麻雀連盟という麻雀プロ団体の一大帝国の威信をかけた世紀の一戦なのだ。

そのうえで、個人的には、やはり連盟プロの戴冠を応援したい。特に、若獅子戦世代の若手男性連盟プロの奮闘に期待したい。若さはドラだ。若ければ勝てるわけではないが、若ければ勝ちの価値が跳ね上がる。滝沢和典だって白鳥翔だって、王位連覇や最速A2昇級など、若くして勝つことで価値が跳ねあがった。新ロン2で初代の最高段位を獲得することは、ただでさえ文句なく価値ある勝利だが、若くしてこれを実現すれば、一気にトッププロの仲間入りをすることができるかもしれない。ここ一番の大勝負だ。

あと、どのぐらいいるかわからないけど、最初から名前を公表してぶっこむ天鳳民や他団体プロ、配信者もめちゃくちゃ応援したくなる。勝ってからじゃなくて、最初からというところが重要だ。俺はでかいばくちをする人間が好きだけど、失うものがあってこそのばくち。最初から名前を出して、負けのリスクを背負って参戦する人は、やっぱり、めっちゃくちゃ応援したくなる。

14日が楽しみである。

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