日本麻雀百年史 その13

【第八章】 麻雀営業を襲った危機

麻雀営業者を悩ました税金問題


  戦後、麻雀営業が復活したばかりの時期、麻雀営業者を悩ます大問題が横たわっていた。それは営業店にまつわる税金だった。

 当時の税法では、遊技料金の半額を入場税として徴収されるほか、各種の課税を合計すると収入の七〇%を超える有様だった。これでは、営業が成り立つはずがない。営業者はやっていけない。

 税務機関に折衝するにしても、むろん個人の力で出来ることではない。

 そこで地区組合の結成、さらに地区組合を連合する組織の立上げが急務となった。

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