【既存麻雀ファン向け】連盟の森山会長問題、麻雀プロ団体に対して本当に指摘すべき問題点について
皆さんこんばんは、通りすがりの麻雀オタクです。
今回は最近騒動になっている『また』森山会長がやらかした件について、そしてその件から麻雀プロの本当の問題点について触れようと思います。
まず騒動の詳細については以下の福地さんのnoteを参照してください。
※有料です
この騒動を受けて麻雀民の間では色々な意見が飛び交いました。
その中で良くある意見を拾いつつ、私の個人的な感想を述べたいと思います。
超重要な点:連盟は間違いなく業界最大のプロ団体で業界全体への影響力は非常に大きいです。その前提を理解した上で読み進めてください。
1.麻雀プロのダンマリな反応は正しいのか?
『森山会長がまたやらかした事に対して麻雀プロ全員ダンマリなんだけど、それ情けなくねーか?』(意訳)
このような批判をかなり多く見掛けました。
結論から言うと『組織、団体に所属する者として常識的にSNSで』ダンマリは正しいです。
冷静に考えたら当たり前です。
まず麻雀プロに限らず普通の仕事でもなんでも『法やその他様々なルールを破ってさえいなければ』組織、団体に所属する者としてトップの決定や意向に従うのは当然です。
100歩譲ってトップの決定や意向に反対し、意見を出すにせよそれをSNS上でやるのは『社会常識的に』有り得ません。
というかそこまでやるくらいなら特別な理由でも無い限り普通やめます。
連盟員は当然でしょうし、他団体のプロの方も数多くの麻雀プロとしての仕事で連盟と関わる事になるのは非常に多いです。
ビジネスパートナーという表現だと分かりやすいでしょうか?
ここまで言うとカンの良い方は分かると思いますが、そんな他団体(他社)のビジネスパートナーのトップをSNS上で批判するような真似は有り得ないですよね。
なので『森山会長がやらかしても麻雀プロ全員ダンマリなのか』は当然の対応なので批判意見としてはズレています。
『トップがこんななのによく麻雀プロ続けてるよな』
批判としてはこっちの方が正しいかもしれませんね。
2.そもそもなんで森山会長にあんな権力があるのか
いくら業界最大手の団体トップとはいえ、有り得ないくらいただのワガママのような意見が通りまくる点について考察してみました。
まず森山さんが連盟内で権力を持つ事が決定的になったタイミングはコナミさんの『麻雀格闘倶楽部』の企画を決めてきた事にあると言われています(ソースは後述)
現在こそMリーグで各有名スポンサー企業協力の元、有名麻雀プロが企画や仕事を行う事は珍しくありませんが・・・・・・
『麻雀格闘倶楽部』が始まる前では有名企業が麻雀プロのスポンサーに付くなんて話は滅多にある物ではありませんでした。
そんな状況の中、麻雀プロ業界に持ち前のビジネス能力と地道な努力によりコナミさんと交渉し(最終的にどんな方法使ったかは分かりませんが)貴重な資金源であるスポンサーを引っ張ってきた功績はめちゃくちゃ大きく、企業とのパイプやビジネス的なノウハウも兼ね備えた森山さんが連盟のトップに登りつめたのはとても自然な事だと思いました。
予想に過ぎませんがおそらく他の企業さんとも話をしており、各パイプや企画についての繋がりは持っていてもおかしくないなと見て取れます。
そんなビジネス的コネクションと高い能力を持っており、
麻雀プロ業界内でビジネス面で自身より能力が高い人間、他に企業とビジネス交渉出来る人間が居ないのであれば、プロ側の人選だったり仕事の組み込み方だったり森山会長のやりたい放題出来る訳です。
先述した他団体とのビジネスパートナーの様な関係を考えれば、その影響力は連盟内だけには留まらない事も予想出来ます。
麻雀プロの人達で森山さんのワガママを通しまくってしまう理由はこの部分がとても大きいのでは?というのが私の見解です。
3.森山会長の問題に見えて、実は同時に他団体の抱えてる問題でもある
先ほど『麻雀プロ業界内でビジネス面で森山さん自身より能力高い人間、他に企業とビジネス交渉出来る人間が居ない』と述べましたが、
『いやいやたかが予想に過ぎないのに言い切りすぎだろう』
と思った方も多いと思います。
私が森山会長とその他の団体でビジネス能力的に圧倒的に開きがあるんじゃね?と思った理由は以下の動画になります。
※かつ、森山会長が麻雀格闘倶楽部で連盟トップを決定付けたソース
(福地さんに乗っかりっぱなしだなこのnote)
動画見て頂けると分かるのですが、
森山さんがビジネスマンとして優秀な事、
そのビジネス能力を活かし麻雀プロが利益を出せるシステムを作った事、
麻雀格闘倶楽部で連盟を持ち直させた事が話題に上がっています。
そんな対談の中、個人的に衝撃な内容の話題が飛んできました。
『連盟は(Mリーグスポンサー)一社一社に説明会をちゃんとやった。他の団体は一切やってない(当時)』※6:20~
いやそれ有り得ねーだろ・・・・・・・・・
最初聞いた時は『嘘だろ・・・』と思いました。
素人目に見てもMリーグスポンサー企業1チーム単位の運営でも年間どんなに低く見積もっても数千万、選手だけではなく裏方の人件費や広告やイベント費用を考えると億単位のコストがかかってもなんら不思議ではありません。
そんな企業側にとってコストもリスクもある事業に対して、
直接関わってるはずのプロ団体側がスポンサー企業に対してまともな説明会も無しってビジネス的にも常識的にも有り得ねーだろってのが率直な感想でした。
自身から何の説明も紹介もしてくれない組織、団体に対して大事な会社の億単位の金を預ける奴がどこに居るんだよ、って話になる訳です。
しかし、連盟の森山会長はそこのビジネス的常識や礼儀をしっかり守り唯一説明会を行っていました。
そりゃMリーグで連盟ばっか指名されるのは当たり前ですよ。
なんで森山会長にこれだけ権力があるのか?
何故ビジネス的面で圧倒的な差があるのか?
私の中ではこれで完全に腑に落ちました。
単に他の団体がビジネス的能力面で圧倒的に劣っているため、
麻雀プロの仕事の大部分に関して森山会長のやりたい放題になっているのが現状だと捉えてます。
となると、森山会長の人間性に問題があるのもそうですが
問題はそれだけに留まらず他の団体がビジネス的な面で全く土俵に上がれていない、森山会長が勝って当然のゲーム状態にしてしまっているのが本質と見てます(というか森山会長が勝たなきゃダメなレベルにすらなってる)
他が隙見せすぎで森山会長に力与えすぎなんですよ。
ビジネス面で他団体がもっと頑張っていれば仕事の斡旋や調整面で森山会長のやりたい放題にはならず、ある程度対等な立場になる事が出来て森山会長自身も無茶苦茶言う事も絶対減ったはずです。(脅しが通じないと思ったら対等な交渉になる)
4.プロ団体のビジネス能力は上がるのか?
難しい問題です。
まずそもそもの話、ビジネス的な関心や能力が高かったら今の時代の麻雀プロにはなってないだろうというのがあります。
プロ志す人ってビジネスで成功したいのではなく、プロ選手として成功したいからプロになる訳ですから。
となると外部から人を雇う形になるのでしょうか。
Mリーグが始まり、各有名企業が関わり始めたので数年後奇跡的に麻雀ブームが起きた際に凄まじいビジネスチャンスになる可能性は秘めてんのかなぁとは思いました。
いずれにせよ、ビジネス的な見方は業界の発展でめちゃくちゃ重要な筈です。
スポンサー企業が付いた事によって、企業の信用信頼を勝ち取るためにもビジネスマナーや知識は麻雀プロサイドにこれから必須だと思っています。
そして今森山会長が麻雀業界でやりたい放題やれてる理由がまんまここにあるとも思っています。
決して連盟だけが問題の話では無い。
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