<麻雀初級講座>麻雀で欠かせない考え方「受け入れ」
こんにちはMahjong Academy Channelの新谷です。本日は麻雀を勉強する上で欠かすことのできない考え方「受け入れ」を紹介します。
「受け入れ」とは?
麻雀は4メンツ1雀頭揃えるゲームです。効率良く揃えるために用いる考え方で対象の牌に対して活用できる牌を有効牌(ユウコウハイ)と言い、有効牌全てを表す言い方を「受け入れ」、受け入れを種類と枚数で表したものを「受け入れ枚数」と言います。この受け入れ枚数を比較し、どちらを捨てどちらを残すかを選択する。これの繰り返しが麻雀というゲームの主なやり取りであり、まず最初に実力差がつく要素です。(そのゲーム性故、麻雀は取捨選択のゲームと言われます)
テンパイ(あと1つでアガりの状態)までの道のりを最短で効率よく揃えることを「牌効率」(パイコウリツ)と言い、麻雀の基本です。
麻雀は高い手をアガることも大切なことです。負けている時に効率を無視して高い手を目指すこともあります。しかし、まずはしっかりとどちらを捨てるべきか比較し効率よく揃えることが初級では大切です。
何から覚えれば良いのか?
まずは基本中の基本、孤立牌(ポツンと1つある牌)の受け入れを覚えます。
字牌(東南西北白発中)は「役」になる牌が多いので初心者の方がポツンと残してしまう傾向にありますが「受け入れ」の中では最下位になります。字牌ではシュンツ(234など)が作れないため、そのものしか受け入れがないのです。
「東」に対する受け入れは「東」1種類で3枚(自分の手牌に1牌ある)
「①」に対する受け入れは①②③の3種類で11枚
「2」に対する受け入れは1234の4種類で15枚
「三」に対する受け入れは一二三四五の5種類で19枚
上の種類と枚数を見ていただくとお分かりになるように、いかに字牌の受け入れ枚数が少ないか、数字の牌が有効かが見てとれます。
基本形の受け入れ
次はメンツになる手前の基本形の受け入れです。シュンツ(123)になる手前をターツと言います。ターツの種類はペンチャンターツ(12)、カンチャンターツ(24)、リャンメンターツ(34)に分けられ有利不利があります。コーツになる手前の同じ牌2枚組をトイツ(東東)と言い、受け入れは2枚しかありません。
入門講座では
入門講座では、ポツンとひとりぼっちの牌(孤立牌)の字牌を先に捨て、数字の3から7を中心に残し、コーツは揃いにくいのでリャンメンターツを増やしてシュンツを揃えるようにするよう教えます。(リャンメン待ちは幸せの形)
ターツやトイツ(合わせてメンツ候補)が増えすぎて迷った場合はペンチャンターツを捨てるように。トイツが3組ある場合は2組に減らし早く数字を揃える練習をします。待ちの名称や受け入れ枚数などは入門講座ではサラッと話す程度で終わりますが、初級講座では受け入れをしっかりと種類と枚数で把握しどこを残すのか比較しましょう。また、この先の点数計算を習う際に待ちの名称は覚える必要がありますので今のうちに覚えておきましょう。
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