プロテスト対策その2
こんにちは新谷です。前回はプロテスト対策その1として実際に僕が受験する日本プロ麻雀連盟の競技ルールを確認しました。
競技ルールは団体ごとに細部が異なりますので自身が受ける団体のルールをしっかりと確認しておきましょう。
点数計算問題の傾向
近年の日本プロ麻雀連盟の点数計算問題は10問の牌姿に対し、親のツモ・ロン、子のツモ・ロンの4つを回答する形です。1問1点の40点満点で制限時間は30分。
実際に過去問を何期分か挑戦して、かかった時間は見直しなしで10分、見直し込みで20分というところでした。これはプレッシャーのない環境での結果ですし、制限時間は30分あるので確実に満点を取れるようになりましょう。
最近の試験問題は70符・90符・110符は1問ずつ程度になり、基本的であるピンフツモやチートイツ、点パネのような問題と連風牌を用いた親と子で符計算が違うパターンが多くなっている印象を受けます。また、役をどちらでとるかによって翻数と符計算が異なるパターンもあり「高点法」を知らないとどちらもとってしまいそうな問題が出るようになっています。
しっかりと練習しないと苦戦しそうな問題 その1
日本プロ麻雀連盟公式ルール東1局0本場(子は南家とする)、ドラは無いものとして考えてください。
この問題のポイントはピンフとして考えるかです。
④④を雀頭に考えるとピンフですのでピンフ・一盃口(イーペイコー)で間違いではありません。ロンだと親2900・子2000です。この考えの時では三色が成立しません。①であがりピンフの両門待ちと考えると②③④ではなく①②③でしか取れないからです。
では234の三色を考えるとどうなるでしょう?①は単騎待ちの①になります。両面で考えられるのは①②③でしかメンツが取れないのは前述の通りで今回は②③④をメンツで取り①の単騎待ちと考えたのです。こうするとピンフは消えますが、三色・一盃口の3翻40符で親7700・子5200となります。
同じ牌姿でも取り方によって点数が違うパターンはいくつかあります。一番多い例は二盃口(リャンペイコー)です。二盃口の時は大抵チートイツの形になります。ですがチートイツは7種の雀頭として、二盃口4メンツ1雀頭として考えるため複合しません。こんな時は必ず高い方にしなくてはならない「高点法」というルールが存在します。ですのでピンフも三色も入れて考えてしまう11600・7700も安く考えるピンフ・一盃口の2900・2000も明確に間違いとされてしまいます。
今回の問題の解答は
親ツモ3900オール・親ロン7700・子ツモ2000/3900・子ロン5200が正解となります。(マンガン切り上げは採用していません)
その2
日本プロ麻雀連盟公式ルール南1局0本場(子は南家とする)、ドラは無いものとして考えてください。
この手牌は南場で考えてください。南場ですので東は親なら1翻役、子ならオタ風で役にはなりません。ロンの時は親子どちらも30符になりますので親は3翻30符で5800・子は2翻30符で2000となります。親と子で翻数が異なりますね。
翻数の違いよりも注目ポイントは日本プロ麻雀連盟では役牌雀頭の時の連風牌には4符付きます。親の場合は南場の場風なので2符ですが南家である子は場風自風どちらもなので連風牌となります(ダブ東・ダブ南のこと)この時の雀頭に4符付くのです。
今回の符計算は親の場合、副底20符+ツモ2符+東の明刻4符+役牌雀頭2符+カンチャン待ち2符(リャンメンだが3に限りカンチャンに取る事が出来る)で合計30符ですが日本プロ麻雀連盟の公式ルールでは南家は雀頭に4符付くため32符で40符となります。
親のツモ3翻30符で2000オール・南家の子のツモ2翻40符で700/1300となります。
なかなかに慣れない2つの問題でしたが、プロテストの問題はこのような問題が何問か出題されます。点数計算は満点が取りやすい問題なのでぜひ40点満点を目指しましょう!!90符や110符なども含め点数は暗記するのではなく計算方式もしっかり理解して臨むようにしましょう。たまにですが、どうして3900点となるのか「ヤオアル」と「放銃一家包」を使って説明せよなんて問題も出たりしますからね。
点数計算は麻雀学習の中では一番簡単です!!
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