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高圧的な人を考察する。

 高圧的な人は、自分に自信がないから。というのをよく見る。
 だけど名声がある人でも高圧的な人はいる訳で。

 天狗になると言われる現象もその一つ。
 「自分は偉いんだ」という他人と自分を比較した結果の態度なのだろうけど、大きなメリットがあるからなんじゃないかと思った。

「どうして高圧的な態度なのか」
●結論:自分のペースを守れる
●理由:それを許せる人ばかりが残るから。
●説明

 まずありきたりな所から。
 「自分に自信がない」という状態。
 他人を下に置いて自分が上になる様にしている。
 これは名声のあるなしは関係ない。
 個人の人格とか性格の話。

 だけど周りにはその人の高圧的な態度を許せる人、従う人だけが残る。
 大げさに言えば、高圧的な人が王様となって自分だけの王国が出来る

 名声がある人は特にそうで、「この人が言うんだから間違いない」という人とか、仕事で仕方なくかかわる人とかが残るから単純に母数が増える。

 もともとあった人格や性格に、成果を出した結果がプラスされて助長されるのがいわゆる「天狗になる」というヤツだと思う。

 いずれにしてもそれがその人の〝キャラ〟となるわけだから、許される。

 そう考えると、高圧的であるメリットって結構あるんじゃないかと思った。

 まず自分に酔っている状態でいられること。
 自由気ままに動くから、周りからは自信がある人に見える。そうなると、自分に自信のない人はこの人について行こうと思う。

 その〝王国〟がうまく回っているから、本人は精神的苦痛を感じない。
 ある意味、いいループに入っているのだと思う。

 自分の事を許してくれる人ばかり残っているのだから、当然だけど。

 それから、人に操られない
 人のペースに巻き込まれると、自分のペースを保てない。それはストレスがたまる状態だと思う。

 例えば行きたくない飲み会があったとして、他人を優先する人は「いやァ、行きたいんですけどね……」みたいな曖昧な言い方を「行きたいなら行こうよ~」って丸め込まれる。

 だけど高圧的な人は「行かない。楽しくなさそうだから」と何の悪気もなく言う。

 良心を殺して高圧的にするストレスよりも、他人に操られて自分の時間が奪われるストレスの方が強いのかもしれない。

 いずれも、そういうキャラを作っていると思えば、メリットが多い。

 共通するのは、周りが一歩引いて譲ってくれる(人ばかりが残る)という事。

 という事は、自分のペースを守ることが出来て、他人に自分の時間を邪魔されない

 対人関係の〝合わない人は離れて行く〟という原理の最終形態
 それが〝高圧的な人〟なんじゃないかと思った。

 自分の中での自分の価値、立ち位置が高い人。
 そこまで振り切ることが出来るなら、違う景色が見られるのかも。

 とはいえ、関わってくれる人への感謝の気持ちだけは忘れずにいたい。

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