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可能性を開くレッスン

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個性を生かす⇨可能性を開くレッスンへ!
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2020年12月の記事一覧

私の先生歴⑤

 愛を持って受け入れ、相手の意に添いながらレッスンしていく…という感覚を得た私は、それに満足してレッスンを行っていました。そう、しばらくは…。でも、もともとがコントローラーでリーダータイプの私が、それだけを続けていく…はずもなく。。。(笑)というのも、個性や感性に沿って、その子の満足する事に重きを置いていると、私の得意な事(もっとできそう!という伸びしろを感じとる)を伝えるのにも遠慮が出てきてしまい、なんでも極端にやってしまう性格なので、自分の言いたいことまで封印する事が増え

私の先生歴。④

 生徒さんのコンクールでの経験を経て、その子の個性や感性を音楽にのせていく…という生徒さん主体のレッスンをはじめ、カウンセリングやコーチングを必要な時に自然に使ってレッスンをすることで、その子らしく自然に育っていく。。。その事をサポートし、応援出来る事を改めて目指し始めた自分は、その子の意思や個性が「伝わる演奏」にこだわり始めました。そのためには「自主性」という事が問われてきます。それを育てるには?という事を考え、子供達自身が『音楽の存在意義』を実体験で経験できるよう、「レム

私の先生歴。③

 様々な指導から深く気付いた私は、カウンセリングの勉強から、コーチングの学びへと移行していき、これをピアノのレッスンに活かせないか?と模索しはじめました。 それまで、私は色んな本を読み、色んな講座にも足を運んでいたのですが、その中でも、人の思いや精神状態をコントロールする事で、理想の結果を出していける、といった『成功法則』についての本も読み漁り、その法則に効率的に乗せていける『コーチング』なるものがある事にたどり着いていました。 コーチングは、結果を出したい相手をその人が

私の先生歴。②

 大学卒業して2年ほどした頃に、とても勘の良いMちゃんが大手音楽教室から入会してきました。私は、初めて会った時に、姿を見ただけで「この子は上手になりそう」というのが判るのですが、そのMちゃんもそんな生徒さんの一人で、どんどん上手になっていったので、入会2年目、小学2年生で県でも難しいとされるコンクールに参加させました。 その時の課題曲に選んだのが、今でも忘れません(笑)チャイコフスキーの「新しいお人形」と、ブルグミュラーの「貴婦人の乗馬」の2曲。とても上手に弾けるようになっ

私の先生歴。①

 私が生徒さんを教えるようになったのは、大学3年生の頃。突然、大学の就職課から連絡があって、栃木のとある町の小さな音楽教室で教えてくれる学生を探しているからどうですか?とのことでした。 まだ教えたこともなかったのですが、幼稚園の頃から「ピアノの先生になる」と決めていたのと、なぜか、「やれる」という自信という名の過信(笑)があったのでしょう。。。若いというのは素晴らしい事です。。 ちょうど単位取得に必要な大学の授業数も減り、自由な時間が増えたので、確か土曜と月曜の2日間で2

可能性が見える先生。

可能性が見える…というのはどういう事か? というと、 直観的に 「この子ならここまで行ける」 という、 そのお子さんの伸びしろが見えている…という事かと思うのですが、 実は、 このことが見えている先生とそうではない先生がいて どちらも同じようにレッスンしているように見えて 実は、全く向かっている方向が違う事が多々あります。 これがはっきりと解るようになったのは 娘がピアノのレッスンを受けるようになってからなのですが、 それは、最初にお世話になった先生と今お世話になっている先