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怪獣8号展 @Gallery AaMo

2024年9月15日に怪獣8号展に行った。そのレポートというより、個人的な感想や展示の意見を記載した。


入って最初に目に入るのがまさかの防護服

え、防護服が最初?!と思ったけど、この後見るレプリカと比べても1番リアリティが高かった。
ちょっと雰囲気がnothingの防護服と似てるなぁと。怪獣8号全体として、SFアニメデザインを覆したエヴァを基調として、スタイリッシュさを加えたものが多い。そのせいか、防護服も無駄にかっこいい。

進むと防衛隊スーツやライフルのレプリカが

うぉー防衛隊スーツだ!と駆け込みながら隅々まで確認した。なんというかアニメやコミックのイメージでは傷ひとつなく、洗礼された感があったが、本来はこんなんなのか。ものすごいレプリカ感が強いなと。特に下部中央にあるラインが気になる。

鳴海弦のキャプションボード
怪獣8号のキャプションボード

レプリカで一旦這い上がった気持ちを落ち着かせるためか、設定や名シーンが記載されてるキャプションボードがあった。やっぱデザインがかっこいい。
特に鳴海弦ではコンクリートの灰色をベースとして明るいトーン色、文字は白。ちょっとノイズが加わってるところが固さが生まれ、メリハリが単色よりも感じる。

四ノ宮キコルの専用武器斧のレプリカと必殺技
保科宗四郎の専用武器短剣のレプリカと必殺技

と興奮を抑えたかったが、ここでヒートアップした。専用武器のレプリカがっ!(残念ながら亜白ミナの機関銃や鳴海弦の銃剣はなかった)
いやっ!かっけぇ。あまり解像度を高くせず、全体的にマットさを意識した塗装だった。四宮キコルの専用武器「AX-0112」は斧型ながらも、刃の部分は程よく光沢があり、斧腹や持ち手の部分は黒いマット塗装で、軽くて大きくて、でも威力はありそうなスタイリッシュさを体現しているのではないかと感じた。保科宗四郎の専用武器「SW-2033」はコンバットナイフ形の短剣でで、薄く黒塗装が施され、刃の付け根部分にロゴと武器コードが記載されてた。軽装感があり、スピード重視の戦闘をする保科とイメージは合致したが、刃先の部分の黒光りな光沢がほしく、サバイバルナイフのようなチープさを感じた。

アッパーカットをしている怪獣8号のオブジェ

相当な金額を詰め込んだなと。直接触ることは出来ないが、質感が怪獣の個人的な偏見だが、ぬめっとした肌触りの悪そうな感じが見いだせていて好きである。塗装は言わずもがなである。このポージングを見るとキャプテンファルコンのファルコンナックルかなと一種思った。

アートワークのコレクション(展示オリジナル)
松本先生の挨拶

最後にフィナーレとして今回の展示会のために描かれたオリジナルアートワーク、そして怪獣8号の原作者である松本直也先生のごあいさつがあった。

総評

展示内容としてはマニア向けよりも、一般大衆向けでこの展示会のコンセプトを練られていると感じた。欲を言えば識別怪獣兵器のオブジェや、原作ではあまり描かれてない設定や、怪獣の生態調査など。本当に沼にはまってしまった人用のコンテンツが少なく、公式ガイドブックでもあまり深堀がされていなかった。予算等もあるが、あと少し設定を詰めた要素を加えると、男のロマンが刺激され、よりわくわくさせてくれる展示になるのではないか。


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