![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14165167/rectangle_large_type_2_958e8a281647d819d107a2a9ce42b219.jpeg?width=1200)
【第2話】 遂に日本に住むことに、でも...
初めて日本に旅行に来てから3回くらい、日本滞在を続けてました。
やっぱり日本に住みたい。
そう決心し、日本語の勉強をし始めました。
インドネシアでも当時から日本の漫画、アニメ、テレビ番組がやっていて、
その中でもワンピースや、ドラゴンボール、仮面ライダーなんかは人気でした。
そんなテレビ番組をみながら少しずつ日本語を勉強していって、
なんとか少しずつ日本語が理解できるようになっていきました。
日本に行くとしたらやっぱり日本の自動車会社に入って働いてみたい、という思いがあって、日本にある自動車の専門学校に行こうと決めてました。
ただ、、、
普通の日本語でさえもひらがな、カタカナ、漢字、
それに文法と覚えることがあり過ぎるのに、
その上で自動車の部品や機能の専門用語の数々、、、
こんなんで日本に行って大丈夫なのかな?
住むところは龍ヶ崎市にある親戚の家だったので、
まぁ日本語が話せなくても住むのは困らないだろうなとは思っていましたが、日本人が話す言葉が早すぎてわからないかもしれないという不安を覚えながら毎日わけのわからない日本語という記号とにらめっこをしていました。
そんなこんなで日本に住む日がやって来て、憧れていた自動車の専門学校にも行けることになり、期待と不安が両方ありながら授業が始まりました。
なんだこれ、ちょっと待って、全然わからないよ
教科書に書いてある言葉
先生の話している言葉
がインドネシア語になかった専門用語だったり、書いてあること、言っていることがほとんどわかりませんでした。
次第に学校に行くのが嫌になってしまい、
当時行きつけだったスリランカ人がやっていたたこ焼き屋の店長と仲良くなり、そこでさぼっていました。
入学から1週間も経たないうちに、家を出た後の行先がそのたこ焼き屋になってしまい、その後学校に行くことはありませんでした。
そんなある日、学校から下宿先の親戚の家に
「最近学校に来ていないですがどうかされましたか?」
という電話が入ってしまい、いつものようにたこ焼き屋で時間を潰して、
あたかも学校の授業で疲れたかのような空気を醸し出しながら家に帰ると、
親戚のおばさんが今まで見たこともないような怒りを顔に浮かべながら待っていました。
「学校行ってないなんて聞いてないよ!学費払ってるのに学校に行かないならさっさと辞めちまいな!」
たしかになぁ、学費高いし辞めちゃうかと妙に納得してしまい、
あんなに憧れていたのにたった1週間、学校に通っただけで辞めることになりました。
★ポッドキャストはじめました!
★MAHAMERUコーヒーとは?
NHKにも出演したオーナーのリノが運営する松戸のインドネシアのコーヒーのみを取り扱ったカフェです。
住所:千葉県松戸市本町6-8平野ビル1F
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?