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マハメルコーヒーが出来るまで

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マハメルコーヒーが出来るまでの軌跡を辿っていきます。
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2020年3月の記事一覧

【第14話】また一歩先に進む一歩を踏み出した瞬間

【第14話】また一歩先に進む一歩を踏み出した瞬間

「そうか君がリノくんか。妻から話は聞いてるよ。今まではどんなことをしてきたんだい?」

「今までは日本語学校に通っていたときは主に百貨店のデパ地下で働いていたり工場で働いていたり、
日本語学校を卒業をしたあとはITの専門学校に行って、その後就活をしてコンビニの会社に就職して、
新規店舗の開発などをやっていました。

そこの仕事が忙しすぎてちょっと自分がなにをして生きていきたいのかがわからなくなって

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【第13話】先生のご主人

【第13話】先生のご主人

日本語学校時代の先生の家にパソコンを教えに行き、2、3時間くらいインターネットのつなぎ方だったり、メールの書き方だったり、検索の仕方だったりを教えたあと、先生がお茶を淹れてくれました。

「そういえばリノくん仕事してないって行ってたわよね?就職活動とかはやってるの?」

「ハローワークからの紹介とかはあるんですけど、いまはまだどこかに就職しようという気はあまりないですね。」

「そう実は主人がね、

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【第12話】仕事地獄からの解放。そして。

【第12話】仕事地獄からの解放。そして。

そのコンビニの会社を辞めた後はしばらくフリーターをやっていました。
それまでが働きすぎていたので少しゆっくりしたいなと思って特に何をするわけでもなく、ふらふらと過ごしてたんです。

幸いなことに失業保険がすこしもらえたので、
久しぶりにどこでも働かずに気楽に過ごせました。
働かない生活ってこんなにも楽しいんだ、とこれまで何年間か働くということが生活の8割以上を占めていた生活を送っていたちょっと前ま

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【第11話】 いよいよ社会人として世にでることに

【第11話】 いよいよ社会人として世にでることに

その後もいくつもの企業を受けて、受かったり落ちたりしてました。
ホントはね、大手の自動車企業も受かりそうだったんです。

そしたら最終面接で日本の地方勤務かミャンマーで働いてくれって言われたんです。
せっかく日本の東京の近くで働くためにインドネシアから出てきたのに、田舎に行って働くことや東南アジアに戻るのはイヤだなと思って、丁重にお断りをしました。

そんな中ビビっときた企業が一つだけありました。

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